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浜島裕英 ブリヂストン・タイヤ

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「どのチームも、速いタイムをだしてますね!」

◆持ち込んだ2種類のタイヤとは
――フリー走行が終わりました。
浜島 ……速いですよねえ、クルマ!(どのチームも!)。今回ここに持ってきてるのは、ローワーキング・レンジという温まりやすい方のタイヤ、これがスーパーソフト。そして、温まりにくい方はミディアムと、この二つを持ってきました。

第一セッションはだいたいみんな、ハイワーキング・レンジのミディアムという方でスタートしてました。午前中は、キミ・ライコネンだけがスーパー・ソフトをトライしてます。

気温はですね、最初は17℃くらい。最後の方で19℃。路面温度は23℃ではじまって、終わりの頃が28℃。……で、その23℃の頃でも、ハイワーキング・レンジの温まり方がどうのこうのという人はいなかったです。まあ、路面が汚かったので、そのへんを(各チームが)考慮してくれたのかもしれません。

タイヤの温まり方についての不満はあまりなくて、ミディアムの方でも、2周くらいすればグリップはちゃんとあるよ、というドライバーがほとんどでした。

午後は、気温がスタート時で19℃、終わる頃が17℃くらい。路面温度は28℃で、最後が26℃。ですから、午前中とそんなに変わらないんですが、急に冷えてきた最後の頃に、ちょっとブレーキングが悪いとか温まりにくいという声はありました。

スーパーソフトについては、温まりが悪いといっている人はいません。ミディアムについても、グリップはちゃんとあるよ、というドライバーがほとんど、です。

……で、タイヤのグレーニングがかなり目立ったと思うんですけど、スーパーソフトのグレーニングはかなりひどい状況ではあります。

ただ、クルマの特性で違っておりまして、フロントのグレーニングがひどいのがブラウンGPで、リヤのグレーニングが一番ひどいのはマクラーレンです。

ロスのところ(ブラウンGP)は、左の前だけしかでてなくて、またマクラーレンは左の後ろしかでてないといった状況で、クルマのバランスによって違いが見えます。

ミディアムの方は、摩耗の状況もよく、何周してもタレずにタイムをだせる。そういう意味では、2周目くらいにベストタイムがだせるスーパーソフトと、ジワジワとタイムがでてくるミディアムということで、われわれが狙った組み合わせになってるという感じです。

◆ソフトとミディアムのタイム差は、およそ1秒
――二つのタイヤのタイム差は?
浜島 ベストタイムは、いまもう一回計算中なんですけど、だいたい1秒くらい違うかなという感じです。だから予選では、スーパーソフトが活躍するんじゃないかと思います。

――グレーニングは何ラップくらいででてきますか?
浜島 えー、スーパーソフトですよね? 3周目くらいから出始めます。だから、(性能的に)”おいしい”タイムは2回ですね。(コースに)出て行って、一回、二回(タイムが)きちっと出て、次のファースト・セクターくらいまではいいんだけど、そこから急に悪くなる、と。こんな感じですね。

――そのグレーニングは、出始めたら、もう……?
浜島 直らないですね。物理学的には、ピットにクルマを止めてね、そしてタイヤを逆転させれば直るんですけど、そんなことできないでしょ(笑)。いまのタイヤって、反転させるとバランスも変わってしまいますから。

チームの対応ですか? 何もしてない、でしょう。(グレーニングは)出始めだったら、ラップタイムを下げるというのは、若干の効果ありますけどね。

◆テストから想定していたタイムを超えた!
――明日のトップタイムは、1分24秒台に入る?
浜島 入りそうですよね。明日は、路面がもう少しよくなりますよね。路面で、去年までのデータで1秒くらい上がるから。それに燃料(減らして走る)があるでしょ。だから、24秒に行く可能性があるんじゃないでしょうか。

――それは想定していたタイムですか?
浜島 最後のバルセロナ、ヘレスのテストの段階では想定してましたけど。でも、冬のテストでは、去年とトントンくらいと思ってましたけど、それよりはずっと速いですね。……だから、(速すぎるから)溝ありタイヤに戻せって、いわれるんじゃないか、と(笑)。いや、笑いごとじゃないんだから!

―― KERS のタイヤへの影響は?
浜島 あれは速度が上がってからしか使わないんで……。いまのところ、それによる影響は、まあ、はっきりとはわかんないですけど。どちらかというと、クルマのバランス、そっちの影響の方が大きいですね。

――スリックになって、ドライバーは対応してきていますか?
浜島 対応、ですか。まあ運転手さん(各チームのドライバー)みんなすぐれてますからね! でも、(タイヤを)大事に使うというのは、ドライバーにとってむずかしいことみたいで……。”おいしい”ときって、ドライバーは(タイヤを)は思いっきり使っちゃうでしょ(笑)。そこで(タイヤが)傷みはじめると(傷みの進行が)早いですよね。

――全体として、レースはおもしろくなると思うんですが?
浜島 ええ、接戦になりますよね。でも、抜きやすくなったかどうかは、よくわかりません(笑)。

            【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

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