◆小林可夢偉は、ルノーか、はたまた!?
トヨタのF1撤退で”職探し中”の小林可夢偉は、交渉が最終段階に入った模様。交渉相手は、3チームが噂に挙がっている。
まず、R.クビツァと早々に契約を締結したルノーが最有力。そして、以前から噂のあった”復活新興チーム”のロータス。そして、もうひとつは、”ブラジルとアブダビで可夢偉の前を走っていたチーム”と言われる。
アブダビで小林可夢偉は6番手に入っており、それより上にいたのは、レッドブルとブラウンGPとBMWザウバーになる。このうちレッドブルはすでにS.フェッテルとM.ウェーバーで契約済なので、ブラウン改めメルセデスGPか、BMWザウバー改め、昨日、晴れて正式エントリーが承認されたザウバーというとこになる。さて、どうか。
ちなみに、ここまでの噂では、小林可夢偉のルノー入りに対して日本のトヨタ本社内部に、「TDPでここまで育てたのにルノーとニッサンの関係を考えると、TDPドライバーを名乗れなくなるのが問題」と、無責任撤退の反省の色がない常道を逸した意見が出ているとも言われている。そこが解決しなければならないネックのひとつというのが本当だとしたら、トヨタ本社は、F1の常識状況をまるで理解しておらず、そもそも若手育成とは大義名分で、TDPの存在が我田引水の売名行為のためだけに存在したことになり、それは完璧に自らの立場を見失っている証拠になる。
また、ルノーは、プロドライブのデビッド・リチャーズに売却の噂が出ているが、そうなった場合でも、元々リチャーズ代表はこのチームに所属していた経緯もあり、参戦に支障はないものと見られる。
[STINGER] / 山口正己