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マクラーレン、段差ノーズを投入へ

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シーズン中、一番ゆるい1コーナーを曲がりきれなかったMP4-27。

トップチームで唯一、段差ノーズを採用しなかったボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのMP4-27だったが、同チームも”段差”を取り入れた新型ノーズを投入することになった。

オーストラリアでおこなわれた開幕戦で、段差がなくても速いことを証明したマクラーレンだったが、流行に乗り遅れないために、新型の段差つきノーズの投入を決定した。新型ノーズ搭載により、フロント・タイヤの磨耗を最小限に抑え、ジャッキアップ無しでフロント・タイヤの交換がおこなえるようになるなど、ピットでの作業時間も大幅に短縮できるという。

マレーシアGP後、イギリスGPの舞台となるシルバーストン・サーキットで、プロモーション撮影の機会を利用して新型ウイングのテストをおこなったルイス・ハミルトンは、次のようにコメントした。

◆ルイス・ハミルトン

「新しいフロントウィングをテストしたけど、1コーナーでクラッシュしてしまったんだ。どうしてそうなったのかがまだわからないから、今夜は夜通しで原因を解明する必要があるね。ただ、フロント・タイヤの磨耗はゼロだったし、フロントに関しては、扱いが難しいタイヤのことを気にする必要はなくなったことには満足してるんだ。それに、フロントウイングから火花が散って、かなりイカしてるよ!」

◆マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「どこの世界にも、流行は大事だ。これはF1でも同じことで、流行に乗り遅れるわけにはいかない。マシン設計の早い段階で、段差を取り入れない方法が正しいのかを技術部門と話し合った。彼らは心配は要らないと答えてくれたが、シーズン開幕後にもう一度聞いてみると、彼らは黙って開発中の段差つきノーズの設計図を見せてくれた。最後発の投入ということもあり、段差の深さもほかのチームの約3倍に設定してみた。このウイングを実戦に投入できれば、面白いことになるだろう」。

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ウィットマーシュ、「ノーズの段差不採用は正しい選択」

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