ヘレス合同テスト最終日[メルセデス大満足!
「収穫あり」とM.シューマッハはドライ路面で好感触をつかんだ。
ヘレス合同テスト最終日、M.シューマッハがメルセデスMGP W01のステアリングを握った。
天気予報は最終日も雨模様を伝えていたが、早朝に残っていた雨は、ゆっくりと上がり、午後にはドライコンディションに恵まれた。
スリックタイヤを履いたM.シューマッハは、まず、ウェット路面で確認走行を行ない、ガレージに引き上げて雨が上るのを待ち、ドライ路面で84周を稼いでセットアップを進め、1分20秒613のタイムを記録した。
テストを終えたM.シューマッハは、「今日は、プログラムを進められていい最終日になった」と語った。
「朝のうちは、悪天候に悩まされたけれど、ドライタイヤで効果的な走行ができて、すべての目的を達成できた。それはクルマを理解するのに役立ったよ。クルマへの理解も深まって、前進できたから全体としてポジティブだったと思う」。
「それぞれが思い思いのプログラムで進んでいて燃料搭載量が違うから、チームのポテンシャルを図るのは難しいね。いろいろ想像できるけれど、それは凄く楽しいことだとも思うよ!」。
ロス・ブラウン・チーム代表は、「天候に左右されて、すべてのチームにとって簡単な週末ではなかった。その中で、ウェット路面とドライ路面両方の意義あるマイレージを稼ぐことができた」と語った。
R.ブラウン代表は、「シーズン前のテストプログラムのいくつかの重要な比較テストもできた。今週のテストを通じて、クルマとタイヤの双方のデータも収拾し、残り2回のテスト(ヘレスとバレンシア)のテストで、MGP W01をさらに進化させることができると思う。チームと我々のドライバーは、開幕戦に向けて完璧な準備ができることが保証された」と仕上がりに自信を見せた。
メルセデスGPは次のテストを、17日から、同じヘレス・サーキットで行なう予定。