2/17 ヘレスF1合同テスト初日・アラカルト② ロータス
ロータスのF1復帰の最初のテストを担当したファイルーズ・ファウジー。
ロータス
ブリティッシュ・グリーンの美しいロータスは、テスト・ドライバーのファイルーズ・ファウジーにステアリングを委ね、記念すべき復帰初日に76周を走り込んだ。この結果、ファウジーは、F1参戦のためのスーパー・ ライセンス取得に必要な300kmを走破した。
あいにくのウェット・コンディションとなった初試走だったが、チームは、ロータスの復帰第一号のマシンが、供給されたパーツの不具合によるパワー・ステアリングのトラブルがあったものの、予定のプログラムをすべて消化し、収穫の多い初日になったと伝えた。
テクニカル・オフィサーのマイク・ガスコインは、「素晴らしい1日だった」と語り、「まず最初に、初めてにも関わらず素晴らしい仕事をしたドライバーのファイルーズ(ファウジー)にありがとうと言いたいね。おげで多くの項目がチェックできた。トリッキーな天候の中でとても仕事をしてくれた」と続けた。
「多少のオーバーヒートの問題はあったけれど、クルマに大きな問題はなかった。パワー・ステアリングの問題も明日には直っているはずだ。すべてが完璧だよ。明日に向けての準備はたいへんだけれど今日は大成功だった」。
パワーステアリングなしのロータス・コスワースT127を走らせたF.フェイルーズは、「チームに感謝したい。76周を走れて素晴らしい気分だよ。F1で走るのは大きなチャレンジだった。スーパー・ライセンスに必要な300kmもクリアーできたしね。ドライ路面の時はパワステなしは難しかったけれど、ウェットではそう悪くなかった。護りの走りだったけれど、それでもいい気分だよ」とF1初テストを振り返った。
F.ファージーの後を受け、木曜日と金曜日にはヘイッキ・コバライネンがシートに収まり、最終日の土曜日のロータスのコクピットには、ヤルノ・トゥルーリが納まることになっている。