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佐藤琢磨と一問一答

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佐藤琢磨は、2月18日に、都内で活動報告を行なった。「まずは、コクピットに戻れたことがなによりも嬉しいです」と、F1からインディカーに舞台を移すことを発表した直後の琢磨に、新たな世界への抱負を聞いた。

[STINGER](以下[STG]) F1からアメリカにシフトした心境を思うと、辛さもあったと思うけれど、会見で終始明るい笑顔だったのが印象的でした。
佐藤琢磨(以下琢磨)
そうですか、ありがとうございます(笑)。

[STG]活動の場が変わったとなれば、”自分の世界についての理解をどう広めていくか”ということも重要、と捉えていると思います。会見の中で、去年初めて見たインディ500に感銘を受けたと言っていましたが、もう少し具体的に説明してください。
琢磨
1コーナーの内側で見ていて、びっくりしました。インディアナポリスはスーパースピードウェイで、時速370kmでコーナーに入っていくわけです。エンジニアリングがそれを可能にしているのですが、驚いたのは、ラインが違うということ。レーシングラインは基本的には1本なんだけれど、アプローチの風向きなどで2コーナー出口のラインが違ってきますが、時には、そのスピードでカウンターステアを当てている。最初見た時は、”こんなことを自分ができるのか”と思ったくらいでした。

[STG] 逆にモチベーションにもなった?
琢磨
ですね。まずはそんなことができるドライバーに尊敬を感じて、よし、という気にもなりました。

[STG]インディカー・シリーズは、コースが3種類ある。市街地とロードコース、そしてオーバル。F1にない未見の領域だが、超高速なので、相手を信頼していないと、接近戦はできないと思いますが、そうした考え方はF1でもありましたか?
琢磨
基本的には、相手によって、インに入ってイケルかどうか、ドライバーによっては、ある時は行くし、ある時はワンクッションを置く、ということはありましたが、(速度が超高速ではないので)致命的なクラッシュにはつながらない。けれど、こんな(両手を30cmほど離して)距離で走るわけですから、お互いにリスペクト(尊敬)しあっていないと、と思います。

[STG]ドライバー同士の関係や、パドックの雰囲気がF1とは違うと思いますが。
琢磨
仮にボクがこちらにいてF1から来るドライバーがいたとすると、”負けないぞ”という気分もあると思いますが、インディカーは、F1より開放的かもしれないですね。2輪のレースに近いかな。オープンで、カッカしていないというか。去年初めてインディ500を観に行った時も、ウェルカムなイメージがありました。そのインディで初めて会ったジミー(ヴァッサー=所属チームKVRTの代表で1996年インディカー・チャンピオン)ともすぐに意気投合して打ち解けることができました。会見(のインターネット中継で、所属チームのK.カルホーベンとJ. バッサーが、”行く”という日本語と、”TAKU”という英語、そして日の丸のフリップを、画面ではしゃぎながら提示した)のように、彼らは、いつでも笑顔を絶やさずに、”楽しくてしょうがない”というムードですから(笑)。

[STG]F1とインディカーのマシンの違いは?
琢磨
基本的にF1は同じクルマでは二度と走らないじゃないですか。

[STG] チーム毎にマシンが違うので、常に進化している。
琢磨
ええ。だから言ってみれば環境が変わるし、インディカーの方が重いし、大きいけれど、基本的には、タイヤが飛び出したフォーミュラカーとしての成り立ちは同じわけです。なので”パフォーマンスをいかに引き出すか”、ということでは、F1もインディカーも同じと思います。逆に言うとインディカーは、ペンスキーとかガナッシとか、有力チームはありますが、基本的にクルマが同じなので、誰にでもチャンスがある。中でもボクが所属するKVRTはそうしたチームの中ではチャンスが大きいので、その意味でやりがいがあると思っています。

[STG]F1と同じ開幕戦のシリーズに出られると、ファンとしては少々困る(笑)。
琢磨
是非、ブラジルにきてください!!(笑)。

(インタビュー/まとめ[STINGER]/山口正己)


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