レッドブル、可変式サスペンション説を否定
FIAは合法と判断。
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、RB6に搭載しているサスペンションが可変式であるという説を否定した。
レギュレーションで可変式のサスペンションは禁止されているが、レッドブルのマシンは、圧縮ガスでマシンの車高を変更できるように設計しているとうわさされていて、予選では車高を下げ、重い燃料を搭載する必要がある翌日の決勝では、ガスが抜けて車高が高い状態になると疑われている。
これに対してホーナー代表は、「マレーシアGPの土曜日に、FIAの検査を受けて何も出てこなかった。疑われているようなことをしていないんだから、なにも出てくるはずがない。もしも中国で可変式サスペンションを導入するチームがいれば、われわれは抗議するつもりだ」と、うわさを完全に否定している。
FIAは、レッドブルに対抗するために新しくサスペンションを開発しようとしているチームに対する打開策として、各GPの土曜日と日曜日の間一度だけ車高を変更を認め、この問題を終わらせようとしている。こうすることで、新しいサスペンション・システムの設計に掛かるコスト節約することを狙っているが、この打開策にはレギュレーションの変更が必須。それには全チームの同意が必要となっている。