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クビツァのホッケンハイム・ガイド

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「ホッケンハイムは楽しいし、ここでのドイツGP開催は2008年以来だから、久しぶりに戻ることを楽しみにしているよ。以前のサーキットのほうがもっと特徴があったと思うけど、ホッケンハイムは興味深いトラックなんだ。ただ、レースをしたことはないんだ。適切なバランスと最高のパフォーマンスを見つけるのは、かなり難しそうだけど、良いリズムが見つかるトラックでもあるんだ」。

「セットアップに関しては、全ての要素が必要なトラックなんだ。長いストレートがあるから、高いトップスピードが必要だけど、最後のセクターではダウンフォースも欠かせない。つまり、ホッケンハイムの攻め方には2つあるってことなんだ。あるマシンは、最初と次のセクターで速いけど、ダウンフォースが必要な最後のセクターで苦しむ。他は逆になる。トップスピードを犠牲にしながら、第3セクターのスタジアムの複合ポイントで上手く行くんだ」。

「現在のトラックには、特に両方とも高速のターン1とターン12など、かなり面白いコーナーがいくつかある。マシンの外からターン1を見ると、かなり短いから、このコーナーをそんなに速く通過するなんて考えもしないかもしれない。だけど、実際には、かなり速いスピードを保つことができるんだ。人工芝があってかなり扱いにくい場所だから、最近は、外側の縁石をあまり使えないけれど、スタジアム入り口のターン12は、素晴らしいコーナーさ」。
 
「他のコーナーは、全て中低速のコーナーで、かなり難しい。例えば、フィニッシュ・ライン直前にあって、右回りが2回続くターン16とターン17は、かなりアンダーステアになるんだ。長いコーナーで少しオフキャンバーだから、ちょっとダブル・エイペックスのコーナーみたいだね。ターン13はかなり面白いよ。キャンバーが沢山あるから、頂点に向かってかなり深く入っていけて、早めにパワーを得ることができるんだ。もちろん、コーナー出口でキャンバーを出るときに、マシンのコントロールを失わないように気をつけないといけないけどね」。

「オーバーテイクのベストポイントは、ターン6前の大きなブレーキング・ゾーンで、ここは長いストレートの後、かなり低速のヘアピンになっているんだ。1速のコーナーだから、今まで、多くのバトルが見られたよ」。

【翻訳:Akiko Samesima】
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