フェッテル、「降格はシェイム」
Q3の終了間際のギリギリのところで渾身のアタックをきめて予選3番手を奪ったレッドブルのセバスチャン・ベッテル。しかし、開幕戦の終盤、2位争い展開中に、追い上げてきて並んだBMWザウバーのクビツァを進路妨害した行為に対するペナルティで10グリッドダウンの運命だ。
「10グリッドダウンは、本当にシェイムだよ」、とトップ3会見でベッテルは気落ちした様子で語った。shameとは、”残念なこと”、であり、同時に”恥ずかしいこと”。21歳のベッテルは、本当に恥ずかしそうにそう言った。正直な人柄を表すいい表現だった。
「でも、Q1、Q2、Q3とも、クルマがトップ5にいることが分かったから」と気を取り直したドイツの好青年。いいレースに期待、である。
【STINGER / Yamaguchi Masami】