ハミルトンの予選失格について
予選終了後4時間半が経過した19時29分、FIAはリリースで、L.ハミルトン(マクラーレン) の予選タイムを無効としたことを伝えた。
リリースの内容は以下の通り。
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競技委員会は競技監督から、予選終了後の車検で車番4に燃料のサンプル提出を求めたところ、同車はF1競技規定6.6.2.に定めに従って自力でピットに戻って来なかったことが判明した、という報告を受けた。
競技委員会がチームの代表者であるサム・マイケル氏に説明を求めたところ、同氏は該当する車両が不可抗力によってコース上に停止したと述べている。チームのスタッフは、十分な燃料を注入しておらず、その結果当該車両はコース上に停止して、検査に必要な燃料のサンプルを提出することができなかった。
注入する燃料の量はチームが決定するものであることから、競技委員会はこれを不可抗力と認めることができない。
競技委員会は、これをF1競技規定6.6.2.に違反する行為と判断し、当該競技者の予選結果を無効とする判定を下した。ただし、当該競技者がグリッド最後尾からレースに参加することは認めるものとする。
競技委員会
ゲルト・エンサー ラドヴァン・ノヴァク
トム・クリステンセン シルヴィア・ベロット
【翻訳:Shigehiro Kondo】