F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

バルセロナのカタルーニャ･サーキットでの合同テスト-1が4日間のスケジュールを終了した。

最終日の朝は、雨が残るウェットコンディションで始まったが、午前中の走行が終了する13時にはほとんど路面が乾き、休憩なしで行なわれた午後には、昨年、同じカタルーニャ･サーキットで行なわれたスペインGPのポールポジションタイム（1分19秒149/ハミルトン＋メルセデス）に迫るタイムが記録された。

◆見かけ上のマクラーレン、充実のメルセデス
マクラーレンのストフェル･ヴァンドーンが終了1時間前まではトップだったが、ハミルトン＋メルセデスが逆転。ストフェル･ヴァンドーンは、２日目の3位と同じく最も柔らかいハイパーソフト･タイヤを装着してのタイムだったが、ハミルトン＋メルセデスは、2段階硬いミディアム･タイヤでの余裕のベストタイム。午前中を担当したボッタスも、午前中最速を記録した。

しかし、マクラーレンは、午後の短い時間を担当したフェルナンド･アロンソが、ヴァンドーンからステアリングを受け継いでコースイン早々に、スーパーソフト･タイヤで1分21秒台をサクッと記録、ストフェル･ヴァンドーンは110周をノントラブルで走り、アロンソの51周と合わせて、1台で最終日最多の合計161周を走り込んだ。

◆ガスリー＋トロロッソ･ホンダは147周を走破
ホンダのパワーユニットは、最終日もトラブルフリーで、ピエール･ガスリーは、147周を走り込んだ。結局10番手タイムだったが、不安定な路面コンディションの午前中は、ボッタス＋メルセデス、フルケンベルグ＋ルノーに次ぐ3番手タイムを記録した。

合同テスト-1は4日間のスケジュールを消化し、3月6日から、合同テスト-2が4日間で予定されている。

※参考タイム：