トロロッソ、来年のPUはフェラーリ”現行”モデルに決定
タグホイヤー/ルノーの続投を決めたレッドブルに対し、フェラーリに戻したトロロッソ。
スクーデリア・トロロッソは4日(金)、来年からフェラーリ製パワーユニットを使用することを発表し、2016年もF1に参戦することが決定した。
ただし、パワーユニットはスクーデリア・フェラーリと同じ2016年仕様ではなく、今季型モデルを使用する。
4日にトロロッソが発表したリリースには、次のように説明されている。
「スクーデリア・トロロッソとスクーデリア・フェラーリは、2016年のF1シーズンにフェラーリの現行パワーユニットを使用することに合意しました」。
「トラックでのテストは2016年2月、スペイン-カタルーニャ・サーキットでスタートします」。
トロロッソは現在のルノーのパワーユニットを使用する以前の2007年〜2013年まではフェラーリ・エンジンを使用していた。
レギュレーションでは当初、シーズン中に1つのパワーユニット供給メーカーが異なるスペックのパワーユニットを供給することが禁止されていたが、水曜日にフランス-パリでおこなわれたモータースポーツ評議会でそのレギュレーションが見直されたことで、トロロッソも型落ちとはいえ今年高いパフォーマンスを発揮したフェラーリ製パワーユニットを使用できるようになった。
これでレッドブル系チームはレッドブル・レーシングはタグホイヤーの名を冠したルノー製、トロロッソはフェラーリの1年型落ちをそれぞれ使用して2016年のF1に挑む。
【STINGER】
Photo by SCUDERIA Toro Rosso / Getty Images/Red Bull Content Pool