予選Q1
<15時58分>
可夢偉がいう”第二の開幕戦”の予選が始まった。第一戦オーストラリアGPとはまったく異なる気象条件。そして、超低速から超高速コーナーがレイアウトされたセパン・サーキット。本当の力がここで見えてくる。
<16時00分>
気温は30℃、路面温度は42℃を示している。開幕戦とはそれぞれ、+10℃、+20℃の過酷なコンディションだ。
上空には雲がせりだしているが、いまのところ雨の心配はない。しかし、万が一の可能性が完全に否定できることもなく、まずはタイムを出しておくことが、各チームの最初のミッションだ。
<16時04分>
まず、23リウッツィ/イスパニアが1分43秒台を記録した。すぐに15ディ・レスタ/Fインディアが1分40秒台に縮めた。Q1のとりあえずのターゲットタイムは、1分40秒を切る辺りか。
<16時06分>
12マルドナド/ウィリアムズが1分39秒をマーク、すぐに3ハミルトン/マクラーレンが1分37秒台に最速ラップを塗り替えた。
<16時07分>
16小林可夢偉/ザウバーも、同僚のペレスもガレージを出ていない。ルノーの2台も同じく。雨は来ないと読んで、タイヤを温存する作戦だ。
<16時08分>
19アルゲルスアリ/トロロッソが左サイドポンツーンを落として赤旗が提示された。時間が先送りされたが、雨は大丈夫か。残りは12分。
<16時10分>
赤旗提示の段階でのオーダーは以下の通り。15台が1分秒を記録している。
1. 3ハミルトン/マクラーレン
2. 1フェッテル/レッドブル
3. 19アルゲルスアリ/トロロッソ
4. 4バトン/マクラーレン
5. 2ウェバー/レッドブル
6. 18ブエミ/トロロッソ
7. 7シューマッハ/メルセデスGP
8. 12マルドナド/ウィリアムズ
9. 14スーティル/Fインディア
10. 11バリチェロ/ウィリアムズ
11. 15ディ・レスタ/Fインディア
12. 24グロック/ヴァージン
13. 25ダンブロジオ/ヴァージン
14. 22カーティケヤン/イスパニア
15. 23リウッツィ/イスパニア
16小林可夢偉/ザウバーはピットから離れていない。
<16時12分>
19アルゲルスアリ/トロロッソから外れたサイド・ポンツーンはすぐに処理され、赤旗が解除された。
西の空に黒い雲は広がっているが、雨は持ちこたえている。
<16時16分>
20コバライネン/Tロータスが1分38秒台を記録!! 7番手に躍進した。ザウバーの2台もコースに向かった。
<16時18分>
まずは17ペレス/ザウバーが1分38秒台で8番手。16小林可夢偉/ザウバーが1分36秒台で6マッサ/ェラーリに次ぐ2番手に駒を進めた。セッティングは、レース重視ではないのか!?
<16時19分>
5アロンソ/フェラーリが6マッサ/フェラーリに続いた。16小林可夢偉/ザウバーは3番手だが、アロンソ/フェラーリとの差はコンマ1秒以下。
<16時21分>
N.ロズベルグとM.シューマッハのメルセデスコンビがQ2進出のボーダーラインいるが、まずはミハエル・シューマッハが1分36秒904で16小林可夢偉/ザウバーの前の4番手に食い込み、N.ロズベルグも9番手を記録した。これでQ2進出が危うくなったのはウィリアムズの2台。R.バリチェロは、最後のアタックを3セクターともグリーンで自己ベスト更新したものの、17番手の滑り込みセーフ。僚友のP.マルドナドは、18番手でQ1落ちを喫した。
3ハミルトン/マクラーレンが2台のフェラーリに割ってはいる2番手を記録したが、S.フェッテル9番手、M.ウェバー15番手と、意外な結果でQ1は終わった。