予選Q3
<17時51分>
気温は依然として16℃、路面温度はさらに下がって17℃まで落ちている。ラバーグリップはぐんぐん高くなっているはずだが、初めての経験となるピレリのラパーとどう”対話”してアタックを進めていくか。リスクは最小限に、でも、出来得る限りギリギリに。
<17時53分>
3ハミルトン/マクラーレンが最初にセクター1を全開で通過した。1フェッテル/レッドブルがそのタイムをかすかに下回って続いていく。1フェッテル/レッドブルはセクター2も自己ベスト。
<17時54分>
1フェッテル/レッドブルが軽々と1分23秒を叩き出した。2番手タイムの2ウェバー/レッドブルにコンマ8秒以上のマージンを築いている。3ハミルトン/マクラーレンは、さらにそこからコンマ2秒遅れている。可夢偉がアタックに備えて、ウォームアップ・ランに入った。
<17時57分>
5アロンソ/フェラーリと可夢偉がセクター1でそれぞれ自己ベスト。可夢偉が僅かに速い。6番手に食い込んだ。
<17時58分>
6マッサ/フェラーリが1コーナーでスピン。縁石にリヤを弾かれ、カウンターステアが追いつかなかった。今年の車両規則とタイヤは、実にシビアにドライバーを困惑させている。
<17時59分>
16小林可夢偉/ザウバーがさらにセクター1で自己ベストを削った。1フェッテル/レッドブルも驚異的なタイムをさらに更新しつつ、セクターを消化している。しかし、最終セクターでタイムをロス。しかし、トップは安泰のままだ。
<18時00分>
チェッカード・フラッグが降られた。16小林可夢偉/ザウバーは、6マッサ/フェラーリと10ペトロフ/ルノーに抜かれて、8番グリッドが決まった。3ハミルトン/マクラーレンが最後に2ウェバー/レッドブルのタイムを上回り、2位に食い込んだ。
1フェッテル/レッドブルは、ヘッド・プロテクターをゆっくりと戻すと、スタンドを振り返って、軽くガッツポーズを見せ、人差し指を立ててみせた。喜びを表すというよりも、”ここが当然”というように。