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シンガポールGP 木曜記者会見 マーク・ウェバー

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Q.今度のコースは最近2レースより合っているのでしょうか?
マーク・ウェバー(以下、ウェバー)
そうだと思う。スパとモンツァは、ちょっと厳しいと予想していたんだ。ウチのマシンはどんなコースでも最高だけど、毎回スパやモンツァのようだと困る。いずれも特殊なサーキットだから、僕たちとしては、一般的なものを念頭に置いてマシン作りをしていたわけなんだ。今回もそういう場所だから、ここ2戦以上に力が出せるはずさ。

Q.とはいうものの、まだここで完走したことがありませんね?
ウェバー:
開催されたのはまだ2回だからね。ギヤボックスとブレーキにトラブルが出た。ブラジルも、それまで最悪だったけれど、去年は優勝している。今回は大丈夫だろう。

Q.タイトル争いは、今後どうなっていくと思いますか?
ウェバー:
今はリードしているけれど、あちこちで取りこぼしをしたドライバーもいて、面白くなると思う。誰にとっても、良いか悪いか、どちらかへ急速に転がっていく可能性があるんだ。何ポイントか上というのは有利だから、もちろん今の立場を歓迎しているよ。相手が2人でも、5人でも8人でも、自分のやるべきことは変らない。ここへは勝つためにやってきたわけで、それが僕の役割なんだ。

Q.上位はたいへんな混戦なので、何人か脱落して欲しいのでは?
ウェバー:
最終的にはそうなるだろうね。アブダビまで5人が争う状態が続くかな? その可能性もあるけれど、確率は低い。4人になっているか、3人になっているか、もう決まっているか、誰にもわからない。はっきりしているのは、勝ち残るために、とにかく完走し続けなければならないということさ。アブダビまで、ずっと気を抜くことはできないんだ。シンガポールでトップに立っているかどうか、そんなことはどうでも良くて、肝心なのは最後に笑えるかどうかなんだ。

Q.レッドブルは二人が揃ってタイトル争いに参加していますが、チーム内の雰囲気はどうですか?

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ウェバー: 別にこれまでと大きな違いはない。2〜3年前から組んでいて、チームは可能なかぎり二人を公平に扱ってくれている。その目的は、フェラーリとマクラーレンを破ることだ。そのためには、力を合わせて戦わなければならないからね。もちろん、緊迫した局面を迎えることになるけれど、バーレーンの開幕戦から、ずっと重要なレースばかりだった。レース後のブリーフィングで微妙な話になることもあったが、そんなものは予想されていた。ライバル意識があるとしても、それは健全なもので、むしろプラスになっているんだ。競争することで、マシンの性能も高められる。チームにはきわめて優秀なスタッフがいて、二人ともチャンピオンになる可能性を持っている。マシンに問題がなければ、セブ(フェッテルの愛称)は必ず優勝争いに絡んでくるだろう。それでも今は、楽しみながら協力してレースを戦っているよ。

Q.ナイトレースで、ウェット・コンディションになったら、どうなると思いますか?
ウェバー:
まだナイトレースの雨は経験していないけれど、むしろ早いうちに試しておいた方がいいだろう。水しぶきが照明を浴びてどうなるか、本当のところはわからないから。ただ、おそらく大丈夫だろう。大きな問題にはならないはずだ。昼間と同じで、雨が強すぎるようなら、中断になる。昼であろうと夜であろうと、違いはない。雨が激しいと、競争ではなく、生き残り合戦になってしまう。安全なようなら、普通のGPと同じように走り続けるだろう。

Q.タイトル獲得の経験もある強敵を相手に、これからどう戦っていくつもりですか?
ウェバー:
タイトル獲得の経験がないのは、ウチのチームだけだけど、それだけハングリーだとういことも言えるだろう。もちろんマクラーレンやフェラーリも本気だろうけど、レッドブルにとっては、これが千載一遇のチャンスなんだ。たしかに(ジェンソン・)バトンと(ルイス・)ハミルトンと(フェルナンド・)アロンソはチャンピオン経験者だけど、だからといって他のドライバーと区別する必要はない。僕もただ幸運だけでタイトル争いのトップに立っているわけではない。ずっと、あの連中を相手にして、この位置を勝ち取っているんだ。これからも、一戦一戦、全力で戦うだけさ。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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