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Questions from the floor– ロズベルグに鋭い突っ込み:ベルギーGP決勝編

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無遠慮(?)な質問にの釈明やっきのロズベルグと、心配そうな二人。


2周目、スタートで前に出られたハミルトンに、ロズベルグが追突。ロズベルグもフロントウィングを壊したが、ハミルトンはリヤ・タイヤをバーストさせて、7.004kmのコースの半分をヨタヨタとピットまで移動して後退。レースは事実上そこで終わった。

FIA(国際自動車連盟)は、この接触を”レーシングアクシデント”として認識、どちらのドライバーにもペナルティは与えなかったが、レース後のトップ3会見での質問は、代表質問から、故意かどうかに集中した。

レース後のトップ3会見から、明らかにイライラしている印象を持たせたロズベルグへの質問をピックアップしてお届けする。

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◆責任の所在?!

<代表質問>

Q.ニコ、聞きたいのは序盤のルイス(・ルイス・ハミルトン)との接触についてだけなのですが、チャンピオンを争っているときは常に難しい局面になります。あなたの意見を聞かせてください。
ニコ・ロズベルグ(以下、ニコ):ボクはまだ何も見ていないからコメントはできないよ。ビデオを見たあとで話すよ。チームとして、とても残念なことだったね、2位よりも上の結果を残すことができたはずだからね。

〈以下、参加ジャーナリストからの質疑応答〉

Q.ニコ、ニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)は明らかにあなたに責任があると言っています。トト・ウォルフ(メルセデスAMG/ビジネス部門エグゼクティブ・ディレクター)は2周目に起こるべき問題ではないという意味で、接触事故は「まったく受け入れられない」と言っています。あの接触は故意なのか、あなたの考えを聞かせてください。
ロズベルグ:まず、ボクはあなたが話してくれた話をまだ聞いていない。でも、みんなの意見は尊重するよ。まだビデオを見てないから、ボクの意見は言えない。ボクのほうが速かったし、いけると思った。インはブロックされてたから、アウトから狙った。もちろん、チームにとってはとても残念な結果となってしまったね。

Q.ニコ、誰だってボディウムでのブーイングは見たくないものです。あれはルイスとのアクシデントに対してだと思いますが、あなたはどう思いましたか?
ロズベルグ:(ハミルトンの母国)イギリスのファンの意見は尊重するよ。明らかに、彼らにとって嬉しくないし、いい気はしないよね。それは明らかだよ。

Q.アンテナに何か引っかかっていましたが、それについて教えていただけますか?
ロズベルグ:なんだかわからなかったけど、大きな破片が右フロントに引っかかってたんだ。目の前でひらひら揺れてるし、取り除くことができなかった。しばらくしてとれたけど、前が見にくかったね。

Q.今日、起きたことでチーム内の調和は保つことはできますか?
ロズベルグ:もちろん、できる自信はあるよ。常に激しいバトルは続くし、難しい状況も続くのは明らかだよ。ハンガリーGPの後、ボクらは話し合いを重ねてきたし、継続しているよ。今日もまた話し合いをしなければならないし、これからもね。

Q.序盤でのルイスとのアクシデントは、今日のあなたの戦略を劇的に変えることになったのでしょうか?
ロズベルグ:そんなことはないね。ボクの戦略は臨機応変に変えることができるから。

◆冷静さを失っていないか?

Q.あなたはハンガリーとその後のミーティングについて話してくれましたが、この週末、私は違った印象を受けています。チーム関係者やルイスは、あなたがそのミーティングで明らかに不満を述べたと示唆しています。今日のレースの望むにあたって、冷静さや平常心を失っていたのではないでしょうか?
ロズベルグ:あなたの印象は間違ってるよ。ハンガリーの後、ボクたちはとてもよく話し合って、何をしたか、何が悪いのか、何が正しいのか確認して、そして、先に進もうと決めた。この週末、ボクはとてもリラックスしていたし、楽しみにしていた。だって、素晴らしいクルマをもっているし、いい仕事をすれば土曜にポールをとって勝つことができる。スパのようなサーキットに行くのはとても楽しいよ。ボクはチャンピオンシップのことは考えずに、ここスパで、シルバーアロー(メルセデスのマシン)で勝つ気持ちでいたよ。

Q.ニコ、ハンガリーGP後の話し合いでは、今日、ルイスとの間で起きたことは予想できましたか?
ロズベルグ:ごめん、これ以上細かい話はしたくないな。いいことではないよ。

Q.いいえ、質問は、話し合いの中で今日のようなシチュエーションを想像できたのか、ということを聞いています。
ロズベルグ:細かい話はしないよ。もちろん、ふたりの間で何度も話し合ったよ。チームからのガイドラインとかね。そして、ボクたちはそれらをハッキリさせた。実際、これはハンガリーだけではなかったよ。例えば、バーレーンの後も話したよ。

Q.ニコ、あなたは接触(したところの映像)を見ていませんが、FIAは審査対象として扱わなかったため、気分はいいずです。おそらく、レーシング・アクシデントということでしょう。
ロズベルグ:まだ見ていないからわからないよ。申し訳ないけど、今ここで話すことはほんとうに難しいよ。

【翻訳:Masataka Hoshi】
Photo by  INFINITI Red Bull RACING / Getty Images
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