ホーナー、「RB5の真価はこれから」
中国GPで初の1、2フィニッシュを飾るなど、パワフルな活躍を見せるレッドブル・レーシング。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、RB5(レッドブルのマシン)はまだ真価を発揮していないとコメント。
「RB5は大きく進化を続けてきたが、まだ新型ディフューザーの投入が待っている」。
レッドブルのマシンデザインを担当するエイドリアン・ニューイは、RB5に新型ディフューザーを投入するのは、速くても来月末開催のモナコGP以降になると明らかにしている。
「RB5はプルロッド・リアサスペンションを採用しているため、これにあわせて新型ディフューザーを搭載するのは容易なことではない。その代わり、投入すれば、かなりの効果があることは間違いないだろう」。
※プルロッド・リアサスペンションは、他のチームが採用するプッシュロッド・リアサスペンションよりも軽量で重心が低くなる。そのため、マシンハンドリン
グが向上するが、プッシュロッドよりも低い位置に設置されているため、その下に新型ディフューザーを取り付けるスペースを確保することが難しい。
※ディフューザーとは、マシンの下面後端部に取り付ける整流板のこと。違法性が問われていたブロウンGPらが使用する、いわゆる2層構造の”ダブル・デッカー”ディフューザーが合法と認められたため、非搭載のチームはこぞって新型ディフューザーの開発に着手。