【ROC国別対抗戦】フェッテルが念願の7勝目を達成!
シューマッハのラッキーナンバー、”7″勝をひとりで達成したフェッテル。
22日(金)、アメリカ-フロリダ州マイアミにあるマリーンズ・パークでレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)国別対抗戦がおこなわれ、セバスチャン・フェッテル(スクーデリア・フェラーリ)のチーム・ドイツがカート・ブッシュとカイル・ブッシュ兄弟のチームUSA NASCARにストレート勝ちして優勝した。
これまでミハエル・シューマッハとチーム・ドイツとしてコンビを組んで6連覇を挙げてきたフェッテルは、今年はパスカル・ウェーレインとチームを組んでシューマッハのラッキーナンバーでもある大会”7″勝目に挑む予定だった。
しかし、ウェーレインは21日(土)に喫したクラッシュにより出場を断念したためにひとりでチームドイツとして挑み、決勝で相手にしたNASCARチャンピオンのふたりを含め、すべての対戦相手に一度も負けることなく勝ち進んで念願の7勝目を達成した。
ウェーレイン本人は出場しても問題ないと感じていたため、フェッテルとともに戦うことを希望したものの、医師のアドバイスを尊重して出場を取りやめた。
Sebastian Vettel single-handedly wins the #ROCMiami Nations Cup for #TeamGermany #unbeaten https://t.co/gARg8IWwHn
— Race Of Champions (@RaceOfChampions) 2017年1月22日
チーム・ドイツが勝利した決勝戦の様子。ROC公式ツイッターアカウントより。
また、国別対抗戦の直後におこなわれた、個人戦に参加したフェッテルやジェンソン・バトン、フェリペ・マッサを含めた全ドライバー(ウェーレインを除く)がアメリカとその他の国がチームを組んだROCアメリカVS世界連合がおこなわれ、世界連合が勝利して2017年大会は幕を閉じた。
■国別対抗戦の流れ
1チーム2名が8種類のマシン(VUHL 05 ROCエディション、ポラリス・スリングショットSLR、KTM X-ボウCMP R、RXスーパーカーLITE、ラディカルSR3 RSX、アリエルアトム・カップ、ウェーレンNASCAR、ROCカー)を駆って、2人のドライバーが交互に相手チームと三番勝負をおこない、先に2勝したチームが次のラウンドに進出する。
—————————————————————————-
出場ドライバー / ライダーは次の通り。
()内は国別対抗戦のチーム名 / おもな経歴
■F1関連ドライバー
・セバスチャン・フェッテル(チーム・ドイツ / 前回大会 個人戦 ウィナー)
・ジェンソン・バトン(チーム・イギリス)
・フェリペ・マッサ(チーム・ブラジル)
・パスカル・ウェーレイン(チーム・ドイツ / 2015 DTM チャンピオン)※前日のクラッシュにより不参加
・デビッド・クルサード(チーム・イギリス / 元F1ドライバー / 通算13勝)
・ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・コロンビア / インディ500、モナコGPウィナー)
・スコット・スピード(チームUSAラリーX / レッドブルGRC チャンピオン2回)
・アレクサンダー・ロッシ(チームUSAインディカー / 2016 インディ500ウィナー)
■そのほかのカテゴリーの参戦ドライバー / ライダー
・トラビス・パストラーナ(チームUSAラリーX / バイク、ラリーなどアクションスポーツのレジェンド)
・ガブリエル・グルスマン(チームROCファクター・ラテンアメリカ)
・エリオ・カストロネベス(チームROCファクター・ラテンアメリカ / インディ500 ウィナー3回)
・ライアン・ハンターレイ(チームUSAインディカー / インディカー チャンピオン)
・トニー・カナーン(チーム・ブラジル / インディカー チャンピオン、インディ500 ウィナー)
・ジェームズ・ヒンチクリフ(チームROCファクター・カナダ / 2016インディ500 ポール)
・ステファン・リザジンスキー(チームROCファクター・カナダ)
・カート・ブッシュ(チームUSA NASCAR / NASCAR チャンピオン)
・カイル・ブッシュ(チームUSA NASCAR / NASCAR チャンピオン)
・トム・クリステンセン(チーム・ノルディック / ル・マン ウィナー9回)
・ペター・ソルベルグ(チーム・ノルディック / WRC チャンピオン)
・ギャビー・チャベス(チーム・コロンビア)
ROC国別対抗戦の結果は次の通り。
※太字は勝者。対戦者同士のどちらも太字になってい試合は、2勝先取のチーム戦のためおこなわれなかった試合。
【STINGER】
Photo by Race of Champions 2017