【ROC】今週末開幕!
各カテゴリーのドライバーたちが一堂に集うお祭りレースが今年も開催。
レース界の異種格闘技戦として知られるレース・オブ・チャンピオンズ2014年大会が13日(土)、14日(日)の2日間おこなわれる。
昨年は、タイ国内での反政府デモによる情勢の悪化による大会中止で初出場を逃したウィリアムズ・マルティーニ・レーシングの開発ドライバー(来年からはテスト・ドライバー)を務めるスージー・ウォルフが初参戦する今大会は、カリブ海の西インド諸島にある、小アンティル諸島のバルバドスで開催される。
出場ドライバーは次の通り。
・トム・クリステンセン(デンマーク/47歳/ル・マン最多優勝)
・ロメイン・グロジャン(フランス/28歳/ロータス・F1・チーム/2012年大会優勝)
・ライアン・ハンターレイ(アメリカ/33歳/インディカー2010〜2012王者)
・ジェイミー・ウィンカップ(オーストラリア/31歳/V8スーパーカー 2010を除く2008〜2014王者)
・ペター・ソルベルグ(ノルウェー/40歳/WorldRX 2014王者)
・スージー・ウォルフ(イギリス/32歳/ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング-開発ドライバー)
・カート・ブッシュ(アメリカ/36歳/WorldRX 2014王者)
・ホセ・マリア・ロペス (アルゼンチン/31歳/WTCC 2014王者)
・エステバン・オコン(フランス/18歳/ユーロF3 2014王者/ロータス・F1・ジュニアチーム)
・ミック・ドーハン(オーストラリア/49歳/ MotoGP 500cc 1994〜1998王者)
・デビッド・クルサード(イギリス/43歳/元F1ドライバー/通算13勝)
・ジョリオン・パーマー(イギリス/23歳/GP2 2014王者/元F1ドライバー、ジョナサンの息子)
・ロビー・ゴードン(アメリカ/45歳/ 7つの国際オフロード選手権に出場)
・パスカル・ウェーレイン(ドイツ/20歳/DTM 2014 最年少王者/メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム-リザーブ・ドライバー)
※全ドライバーが個人戦と国別対抗戦に出場。残念ながらチーム・ドイツとして6連覇中のセバスチャン・フェッテルとミハエル・シューマッハの名前はない。
■ROCとは?
ROCは、F1をはじめ、モーター・レーシング界で活躍するさまざまなドライバーが参加するドリームマッチだ。アリーナに作られた特設トラックで国別対抗戦と個人戦がおこなわれ、様々な種類のマシンを使用してタイムアタックをおこない、そのタイムを3番勝負で競う。
■2014年大会の会場、ブッシー・パーク・サーキット
今年の会場となるブッシー・パーク・サーキットは、これまで大規模なレースイベントを40年以上にわたって開催してきた歴史があり、バルバドスの首都、ブリッジタウンにある国際空港から1.3kmに位置する、全長2kmを超えるFIA(国際自動車連盟)グレード3のサーキットで、ROC史上もっとも巨大な多目的モーター・レーシング施設となるために、改装がおこなわれ、トラックは例年の約2倍の規模を誇る。
ROCのために用意されるバルバドスの特設会場は、2本の平行したレーンがユニークな立体交差で結ばれたレイアウトとなり、それがターマックで舗装される。
■国別対抗戦と個人戦に加え、カリビアン大会も
今年は、初日の13日に2名1組で争う国別対抗戦、続いてROCカリビアンがおこなわれ、その翌日に個人戦がおこなわれる。
2012年の個人戦を制したロメイン・グロジャンは、ロータス・F1・チームの育成ドライバーのエステバン・オコンとチーム・フランスとして、ウォルフはデビッド・クルサードとともにチーム・スコットランドとして国別対抗戦に参戦する。
ROCカリビアンでは、翌日の個人戦に出場するカリブ海代表2枠を賭けて、ジャマイカ、ガイアナ、トリニダード・トバゴの代表ドライバーたちが争う。
今年は新たにスキル・チャレンジ・コースも新設され、会場にはシケイン、スラローム、360度&180度のコーナー、縦列駐車セクションが設けられ、ドライバーのドライビング・スキルを測る。
■ドライバーが使用したマシンを走らせるチャンスも!
また、12月のイベント後には、ROC 2014年大会で実際に使用されたいくつかのマシンがそのまま残され、VIPやファンが小規模の特設サーキットで本物のマシンを走らせられるイベントがおこなわれる。
Photo by Race Of Champions