フェッテル完全勝利、2位以下のハトル白熱!!
最初のコーナーでフェッテルを前に行かせてしまえば、他者の優勝は難しくなる。
2013F1GP第13戦シンガポールGPが、シンガポールの中心地の公道を閉鎖したマリナ・ベイ・サーキットで行なわれ、セバスチャン・フェッテル(レッドブル)がシーズン7度目、F1GPで33度目の優勝を飾った。
フェッテルはスタートで、予選2番手からスタートしたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)にトップを譲るも、2コーナーへの進入で差し替えし、以後は後続を突き離す横綱相撲を見せ、第11戦ベルギーGPから3連勝。この勝利で、4年連続のタイトルをさらに大きく引き寄せた。
一方、S.フェッテルの一人旅のレースに見えたレースは、2位以下で壮絶な争いが展開した。中でも、スタートで7番グリッドから一気に3番手まで駆け上がり、タイヤ交換と作戦をタイミングよく行なって集中力を持続したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が2位にくい込む素晴らしいレースを見せた。また、腰痛のために痛み止めを処方して苦戦を予測されたキミ・ライコネン(ロータス)が、予選13番手から3位に食い込んだことも特筆すべきだった。
終盤、10位までの入賞を掛けた闘いが白熱化し、ロズベルグ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、ニコ・フルケンベルグ(ザウバー)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が、最後までファンを飽きさせないバトルを展開した。
次のF1GP第14戦は、2週間後の韓国GP。翌週の10月13日には、鈴鹿サーキットで日本GPの決勝レースが控えている。
◆2013F1GP第13戦シンガポールGPトップ10
1. S.フェッテル(レッドブル)
2. F.アロンソ(フェラーリ)
3. K.ライコネン(ロータス)
4. N.ロズベルグ(メルセデスAMG)
5. L.ハミルトン(メルセデスAMG)
6. F.マッサ(フェラーリ)
7. J.バトン(マクラーレン)
8. S.ペレス(マクラーレン)
9. N.フルケンベルグ(ザウバー)
10. A.スーティル(フォースインディア)
Photo by Getty Images
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