フェッテル、最終セクターで大逆転!!
2013F1GP第18戦アメリカGPの予選が、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれ、セバスチャン・フェッテル(レッドブル)がシーズン8度目、F1での44度目のポールポジションを獲得した。
Q2からマーク・ウェバー(レッドブル)が駿足を見せていたが、フェッテルの最終アタックで逆転した。第2セクターまでのタイムで2番手に甘んじるかに見えたフェッテルだったが、最後の第3セクターで大逆転。アメリカGPでは2年連続のポール・ポジションは、レッドブル・チーム代表クリスチャン・ホナーへ誕生日プレゼントとなった。
ポール・ポジションをほぼ手中に入れたと思ったが逆転されて唇をかんだマーク・ウェバーが2番手。予選3番手は、シーズン後半の成長株であるロータスのロメイン・グロジャンだった。
フランス人とともに予選で注目されたのは、フィンランド人のV.ボッタス(ウィリアムズ)。Q2でチームの先輩パストール・マルドナドがノックアウトされたのとは対照的にトップ通過。Q3では9番手に甘んじたが、成長を感じさせた。
腰の手術で欠場したキミ・ライコネンの代役としてロータスのステアリングを握ったヘイキ・コバライネンも、ボッタスとともにフィンランドのドライビングセンスに注目を集める存在となった。
また、会場がメキシコ国境から近距離ということもあり、多くのファンに足を運ばせた二人のメキシコ人、マクラーレンのセルジオ・ペレスとザウバーのエステバン・グティエレスもファンの期待を裏切らない好走をみせた。
一方、コンストラクターズ・タイトルの2位争いも、残り2戦でどうにでも転ぶ展開を見せている。現在、513ポイントで独走しているレッドブルに対して、メルセデス、フェラーリ、ロータスが、それぞれ334、323、297ポイントで踵を接した状況で並んでいる。残り2戦の2位争いは、熾烈を究め、メルセデスのハミルトンとロズベルグ、フェラーリアロンソとマッサ、そしてロータスのグロジャンと、ライコネンの代役を見事にこなしそうなコバライネンのレースが注目されている。
決勝レースは、明日の午前2時(日本時間のよく月曜日の朝4時)にスタートし、5.513 kmのコースを56周して行なわれる。
2013F1GP第18戦アメリカGPトップ10
1. S.フェッテル(レッドブル)
2. M.ウェバー(レッドブル)
3. R.グロジャン(ロータス)
4. N.フルケンベルグ(ザウバー)
5. L.ハミルトン(メルセデスAMG)
6. F.アロンソ(フェラーリ)
7. S.ペレス(マクラーレン)
8. H.コバライネン(ロータス)
9. V.ボッタス(ウィリアムズ)
10. E.グティエレス(ザウバー)
Photo by Getty Images
[STINGER]