『SAVE JAPAN』が活動を発表
4月3日、六本木のピットストップカフェで、震災に寄せていち早く活動を開始したSAVE JAPANの活動発表会が行なわれた。
会場には、代表発起人の脇阪寿一の呼びかけで、活動を支えている13人を中心に、SAVE JAPANに賛同する40名の4輪/2輪ドライバー/ライダーが集まり、報道関係者に活動報告を行なった。
代表幹事の脇阪寿一は、「被害の大きさにショックを受けた。どうしていいか分からなかったが、立ち上がりたいという思いがあった。同じ思いの方がたくさんいるはずで、その気持ちを束ねたいと思い、このプロジェクトを立ち上げた。一人一人の力は小さいけれど、力を合わせれば大きな力になる。日本だけでなく、世界から『SAVE JAPAN』が注目され、協力していただいた方々に感謝している。震災は、日本全体の問題と思うが、まずは、モータースポーツの業界から始めます。SAVE JAPANの方々に思いが届いてほしいと思います」と語った。
また、40人のドライバーたちは、それぞれコメントを寄せた。
「スプリントレースではなく、耐久レースになると思うが、頑張っていきたい」(星野一樹)
「ジャンルを超えた活動に期待している。現地を訪れ、逆に勇気をもらった。その勇気に恩返しをしたい」(三橋淳)
「勇気、元気、笑顔を届けたい」(織戸学)
「被災地の方々の本当の大変さは分からないけれど、少しでも多くの人に状況を伝えて温度差をわかってほしい。一人ではこんなにたくさんのメディアの方に集まってもらえない。力を合わせて元気を届けたい気持ちを、広く伝えてほしい」(谷口信輝)
「モータースポーツをやっている人は諦めの悪い奴ばかり。前に進むことしか知らない。一人一人の力は小さいけれど、業界がひとつになって、2輪と4輪がカテゴリーを越えて心をひとつにすることが大切と思う」(辻本聡)
「東北は、菅生や仙台ハイランド、恵比寿サーキットと、応援してくれているファンか大勢いる。もう一度、”あの人たち”とコースで会いたい。長く続けて、日本に元気か戻ってほしい」(宮城光)
「今後、3カ月後、半年後、1年後と、長い間にわたってしなければならないことがあると思うけれど、今できることをしたい」(山本左近)
「当日鈴鹿でテストをしていて、遠い話と思っていたけれど、イギリス時代の友人のご両親が大船渡にいることなど、時間の経過とともに事の大きさが伝わってきた。一人ではできることは限られるけれど、脇阪さんの声がけにできることがあると思った。少しでも、力になれればと思う」(中嶋一貴)