S.シルベストロ、F1のマシンを初ドライブ
シモーナ・カラーにペイントされた「C31」でテストに参加。
元インディカーのドライバーとして知られるシモーナ・デ・シルベストロ(スイス/25歳)は26日(土)、初めてF1のマシンをドライブした。
ザウバー・F1・チームの”アフィリエイト・ドライバー”を務めるシルベストロがテスト走行をおこなったのはイタリアのフィオラノ・サーキットで、ザウバーの2年前のマシン、「C31」を使用して112周を走りこんだ。
今回のテストで「C31」は、KERS(運動エネルギー回生装置)なし、タイヤはピレリのテスト用の特別なモデルを使用しておこなわれた。使用された「C31」は見慣れないブルーとホワイトにカラーリングされているが、これは彼女が参戦していたインディカーの昨年マシンと同じカラーリングで、ナンバーも同じ78になっている。また、スーツもインディカー時代のそれと似せたものになっている。
テストは引き続き日曜日もおこなわれる。
聞きなれない”アフィリエイト・ドライバー”という役職に付いたシルベストロは、2015年のF1シートを手にすることを目指し、それに備えたプログラムをチームとともにおこなっていく。プログラムには、トラックでのテストやシミュレーターを使ったトレーニングに加え、メンタル面やフィジカル面の強化も含まれている。
昨日のテストで使用されたシモーナ・カラーの「C31」
昨年、インディカーで参戦していたときのマシン。No.はどちらも78。
スーツもインディカー時代のものと似たカラーリングになっている。左は昨日使用したもの。右はインディカー時代のもの。
Photos by
Sauber Motorsport AG / Tiziana De Silvestro(今回のテストで使用したC31とスーツ)
INDYCAR / John Cote(インディカー時代のマシンとスーツ)