STINGER レーシングナビ 10月24日号
10月22日(土)、MotoGP 第17戦マレーシアGPの予選がセパン・インターナショナル・サーキットで開催された。
予選はレプソル・ホンダ・チームの3人が好調で、ダニ・ペドロサがポール・ポジション、ケーシー・ストーナーが2番手、アンドレア・ドヴィツィオーゾが3番手を獲得。
これによりホンダが今季初となるフロントローを独占、1997年のオーストラリアGP以来の結果となった。
ポール・ポジションのペドロサは、最終コーナーでフロントからスリップダウンを喫したが、再スタート後にピットに戻り、その後に見事なリカバリーでポール・ポジションを獲得した。
既にチャンピオンを確定させたストーナーも快走を見せたが、僅か0.029秒差で惜しくも2番手。3番手のドヴィツィオーゾも、ストーナーからわずか0.175秒差の僅差だった。
またマルコ・シモンチェリも快走を見せたが、予選でのアタックが決まらず5番手。青山博一は接戦の末、7番手を獲得した。
第17戦マレーシア 予選リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 26 ダニ・ペドロサ ホンダ 2:01.462
2 27 ケーシー・ストーナー ホンダ +0.029
3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ +0.204
5 58 マルコ・シモンチェリ ホンダ +0.643
7 7 青山博一 ホンダ +0.792
9 46 バレンティーノ・ロッシ ドゥカティ +0.933
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◆[MotoGP] 第17戦決勝 マルコ・シモンチェリが死去、決勝は中止に◆
マルコ・シモンチェリ( 享年24歳)。 明るく、フレンドリーな人物として知られ、多くのファンや関係者に親しまれた。
10月23日(日)、MotoGP第17戦 マレーシアGPの決勝が行われた。
しかし、レースは2周目、4位を走行していたマルコ・シモンチェリが転倒。後続車2台がシモンチェリに激突した。
レースはすぐに赤旗中断され、その後、中止となった。シモンチェリはメディカルセンターへ搬送されたが、現地時間16時56分に死亡が発表された。
シモンチェリは1996年から2000年にかけて地元イタリアのミニバイク選手権で活躍、2年連続のチャンピオンを獲得。
その後、2001年にイタリア選手権125ccクラスのホンダ・トロフィーに参戦。翌年には、欧州選手権の125ccタイトルを獲得し、ロードレース世界選手権にも出場。
2003年からWGPにフル参戦を開始、2006年に250ccにステップアップ。2008年には250ccのタイトルを獲得、2009年には総合3位を獲得した。
2010年にMotoGPにステップアップし、2011年の8月に行われたチェコGPで3位表彰台を獲得。今後の活躍が期待されていた中での事故死だった。
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◆[全日本ラリー選手権] 第8戦 インプレッサの勝田範彦が優勝◆
2011年全日本ラリー選手権シリーズ 第8戦「新城ラリー2011」が10月22日(土)、愛知県新城市で行われた。
ラリーは、既にチャンピオンが確定している勝田範彦が56分18秒9で優勝、今季3勝目を飾った。
新城ラリー2011 総合結果
順位 ドライバー マシン タイム/差
1 勝田範彦 ラック名スバルSTI DLインプレッサ 56分18秒9
2 高山 仁 DL☆HMハセプロOFランサー) +44秒0
3 奴田原文雄 ADVAN PIAA ランサー +55秒5
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【 イベント 】
◆ツインリンクもてぎ フォーミュラ・ニッポン最終戦が11月に開催◆
11月5日(土)、6日(日)にツインリンクもてぎで、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの最終戦が開催される。
最終戦はスプリントの2レース制で行われ、2戦とも独立したレースで優勝者にポイントが加算される。
このため最後までチャンピオン可能性が多くのドライバーに残されており、白熱のレースが予想される。
現在、ペトロナス・チーム・トムスのアンドレ・ロッテラー、中嶋一貴がポイント・ランキング1位、2位に入っている。これによりチームメイトによるチャンピオン争いとなる。
またランキング3位には昨年のチャンピオン、J.P・デ・オリベイラがつけており、オリベイラもチャンピオン獲得を狙う。