STINGER レーシングナビ 1月21日号
【 レース 】
◆ホンダ、TEAM HRC ダカール・ラリー第11、第12ステージ◆
ダカールラリーは1月16日(水)、ラ・リオハからフィアンバラで第11ステージが行われた。
灼熱の白い砂丘地帯で行われたステージは、リエゾン(移動区間)262km、スペシャル・ステージ(競技区間)221kmで争われ、TEAM HRCのハビエル・ピゾリトがステージ21位、総合10位でフィニッシュした。
さらにエルダー・ロドリゲスが好調なペースを見せていたが、途中で木の枝がマシンに絡み、走行不能になるアクシデントに見舞われた。この修理により大幅にタイムロスしてしまい、ロドリゲスはステージ30位、総合9位となり、ジョニー・キャンベルはステージ35位、総合48位となった。
1月17日(木)の第12ステージは、アルゼンチン、フィアンバラの早朝にスタートし、リエゾン396km、スペシャル・ステージ319kmで行われた。
アンデス山脈のサン・フランシスコ峠を東から西に越え、再びチリのアタカマ砂漠に用意されたスペシャル・ステージへと向かう過酷なルートで、ロドリゲスが快走し、ステージ5位、総合8位に浮上した。
さらに、ピゾリトも好調を維持し、ステージ9位、総合9位でフィニッシュした。またキャンベルは、怪我の痛みや峠越えによる高山病とも戦いながらステージ47位、総合44位でラリーを終えた。
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◆ホンダ、TEAM HRC ダカール・ラリー第13、第14ステージ◆
1月18日(金)、ダカールラリーは第13ステージが行われた。
チリのコピアポから広がるアタカマ砂漠を抜け、ラ・セレナへ向かうリエゾン(移動区間)294km、スペシャルステージ(競技区間)441kmで争われた。
この日は「カマンチャカ」と呼ばれる地方独特の濃霧に見舞われ、スタートが午前8時に遅延された。
ラリーはTEAM HRCのエルダー・ロドリゲス選手が快調に飛ばし、ステージ6位、総合7位となった。
さらにハビエル・ピゾリトも好調でステージ11位、総合8位に浮上。ジョニー・キャンベルもステージ33位、総合41位と着実に順位を上げてフィニッシュした。
そして1月19日(土)、最終ステージの第14ステージが行われ、出場したドライバー、ライダー達はゴールのチリ、サンティアゴへ向かった。
最終ステージはリエゾン280km、スペシャル・ステージ346km、硬い路面によるハイスピード・ステージとなり、TEAM HRCのロドリゲスがハイペースで走行、ステージ3位、総合7位でフィニッシュした。
続いてピゾリトがステージ12位、総合8位に入り、キャンベルはステージ18位、総合40位でフィニッシュし、TEAM HRCは24年ぶりのダカール・ラリーで全車完走を達成した。
総走行距離8420kmの長い戦いとなった2013年のダカール・ラリーは、KTMのシリル・デプレが5度目となるモト部門総合優勝を達成した。
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◆[WRC] 第1戦 ラリー モンテカルロ◆
2013年の世界ラリー選手権 第1戦、ラリー モンテカルロが1月17日(木)から20日(日)にかけて開催された。
今大会はシトロエンのセバスチャン・ローブ / ダニエル・エレナが優勝。開幕戦から強さを見せた。
2位はフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ / ジュリアン・イングラシア、3位はシトロエンのダニ・ソルド / ・カルロス・デル・バリオが獲得した。
第1戦 ラリー モンテカルロ リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム |
1 | S・ローブ / D・エレナ | シトロエンDS3 | 5:18:57 |
2 | S・オジェ / J・イングラシア | VW ポロR | 5:20:37 |
3 | D・ソルド / C・デル・バリオ | シトロエンDS3 | 5:22:46 |
出場台数:45台
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【 イベント 】
◆鈴鹿サーキット、2013モータースポーツファン感謝デーで各種イベントを開催◆
鈴鹿サーキットは3月2日(土)、3日(日)に開催する「2013モータースポーツファン感謝デー」のイベント情報を発表した。
注目のイベントとして、歴史と伝統を誇る耐久レース、‟コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)と、SUPER GTの鈴鹿1000kmから、8耐マシンとSUPER GTマシンのデモランが決定した。
デモランは夕方に行い、チェッカー後には本番のフィニッシュさながらの花火で締めくくられる。
さらにF1マシンによる走行も予定され、「フェラーリF2003」、「ロータス101」など、最大規模でのデモランが予定される。また、星野一義と中嶋悟による夢の競演が今年も開催され、鈴鹿サーキットで再び熱い走りが披露される。