STINGER モーターナビ 2月13日号
ホンダ、ジュネーブにシビックTYPE Rコンセプトを出展/トヨタ、豪州から撤退
【 新車 】
◆ホンダ、ジュネーブモーター・ショーにシビックTYPE Rコンセプトを出展◆
ホンダは2月12日(水)、3月に開幕するジュネーブ・モーターショーに、欧州向け「シビック TYPE Rコンセプト」を出展すると発表した。
このコンセプト・モデルは、欧州向けのシビック5ドアをベースに、より高い走行性能を持つスポーツモデルとして開発中のシビックTYPE Rのデザインの方向性を示すコンセプト・モデルとなっている。
エンジンは2.0リッター直噴ガソリンターボエンジンを搭載し、加速性能、ハンドリング、燃費性能を高次元で両立したモデルとして、2015年に欧州での発売予定となっている。
また、2014年FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦するシビックWTCC 2014年仕様や、欧州では初出展となる燃料電池電気自動車のコンセプト・モデル「Honda FCEV CONCEPT」なども出展する。
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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【 企業情報 】
◆トヨタ、オーストラリアでの生産中止を決定◆
トヨタとトヨタのオーストラリアの生産・販売事業体であるToyota Motor Corporation Australia Ltd.(TMCA)は2月10日(月)、2017年末までにTMCAでの車両、エンジンの生産を中止することを決定した。
トヨタはオーストラリアでの生産を続けるべく、TMCAをはじめ努力、検討を続けてきたが、市場環境やオーストラリアドルの高騰、さらにオーストラリアでの自動車産業全体の縮小が見込まれることをふまえ、生産中止を決定した。
また、現地の開発拠点であるToyota Technical Center Asia Pacific Australia Pty. Ltd.(TTCAP-AU)についても、事業規模を縮小する方向で検討が進められている。
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◆フェラーリ、新ディーラーのニコル・コンペティツィオーネを横浜にオープン◆
フェラーリは2月12日(水)、神奈川県、横浜市に初の正規ディーラー・ショールームを、14日(金)に横浜みなとみらい地区にグランド・オープンする。
フェラーリは日本における正規ディーラー・ネットワークの強化と、サービス向上を目指して株式会社ニコル・コンペティツィオーネと昨年10月にディーラー契約を結んだ。
新しいショールームは、フェラーリの最新のコーポレート・アイデンティティ基準に沿ったコンセプトを反映し、ショールームの機能と能力を重視する設計となる。
照明とスペースの広さを活用し、多数の車両を展示させる。また、専門のパーソナライゼーション・スペースも設け、顧客が内外装色や、カラーパターンの幅広いラインアップを実際に確認することができる。
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◆ピレリ、2013年度ファイナンシャル・ステートメントを発表◆
ピレリは2月12日(水)、2013年度のファイナンシャル・ステートメント(財務諸表)を公開した。本来は決算書であるが、ピレリは毎年ユニークなプロジェクトで発表を行っている。
2013年度は新進気鋭の10名の専門家がホイールを”再考案”する「スピニング・ザ・ホイール(車輪を回転させる)」プロジェクトを行い、10名はイギリス人作家ハニフ・クレイシと連携し、ホイールを再考案する。
なお、集まった10名はファッション・デザイナーからシェフ、生物学者やテノール歌手など、様々な分野から集められている。
1月30日(木)、31日(金)にイタリア、ミラノのピレリ財団で2日間にわたる講座が行われ、「成功したアイデア、プロジェクトまたは製品を具現化するための、創造性、直感、コミットメント、粘り強さと情熱」にスポットライトを宛ててプロジェクトが進められることになった。
ピレリは才能のテーマを探求するため、集めた10名にタイヤとは関連の無い世界からスタートして「車輪を再考案」するだけでなく、クレイシとともに才能のテーマを反映して、どのように認識、実現、表現するのかを求めていく。
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