STINGER モーターナビ 2月20日号
【 新車 】
◆フェラーリ フェラーリ・カリフォルニアの新バージョンをジュネーブで発表◆
フェラーリ・カリフォルニア ハンドリング・スペチアーレパッケージ
フェラーリは2月15日(水)、30kgの軽量化と出力30CV増を実現させた新バージョンの「フェラーリ・カリフォルニア」をジュネーブ・モーターショーで世界初公開すると発表した。
なお、新バージョンのカリフォルニアはすでに生産を開始していることも併せて発表された。
新バージョンのカリフォルニアは、新型エグゾースト・マニホールドとエンジン・マッピングにより、最大出力490hp、最大トルク505Nm / 5,000rpmを発揮。トルクカーブも改良され、回転域全体で高いトルクを得られるようになった。
また、シャーシ製造には、最先端のアルミニウム製造技法と組み立て技術が採用され、30kgの軽量化を実現させた。
さらに、より高いパフォーマンスを求める顧客向けに、「ハンドリング・スペチアーレ」オプション・パッケージが新たに開発された。
ハンドリング・スペチアーレには、フェラーリが特許を取得している独自のソフトウエア「ECU」で制御する磁性流体ダンパーが採用され、レスポンス・タイムは50%短縮される。
今回は、硬めのスプリングを使用し、正確なボディ・コントロールと快適性が確保。ステアリング・レシオが従来より約10%減となる新型のステアリング・ギアボックスを搭載し、少ないステアリング操舵角度で、より機敏なハンドリング性能を可能にした。
新バージョンのカリフォルニアおよび、ハンドリング・スペチアーレパッケージのデリバリーはヨーロッパから開始予定で、日本仕様では20インチホイールが標準装備となる。
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【 企業情報 】
◆トヨタ 使用済みニッケル水素電池を利用した定置型蓄電システムを開発◆
トヨタは2月17日(金)、ハイブリッド車の使用済みニッケル水素電池を再利用する、定置型蓄電システムを開発、実証実験を開始した。
従来、電池容量が下がり、自動車用途としては使用できなくなったハイブリッド車用のニッケル水素電池は、回収した後に解体、還元処理等を行い電池原料として再びハイブリッド車用ニッケル水素電池へとリサイクルされている。
しかし、回収した電池を組み合せることで自動車用途に比べ重量や体積に制約の少ない定置型蓄電システム用として利用できる物が多く、今回の定置型蓄電システムへの再利用は、こうした状況を鑑み開発された。
また、定置型蓄電システム用として使用後は、再びハイブリッド車用ニッケル水素電池の原料へリサイクルされる。
詳細情報
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/02/nt12_0210.html