STINGER モーターナビ 2月28日号
【 新車 】
◆マクラーレン、マクラーレンP1のパワートレインを発表◆
マクラーレン・オートモーティブは2月25日(月)、マクラーレンP1の初公開に先駆け、パワートレイン概要を発表した。
マクラーレンP1はミッドシップに、3.8リッター ツインターボV8ガソリン・エンジンと高効率な電気モーターを備えたハイブリッド・スポーツとなる。
エンジンは、従来の「M838T」ユニットの改良版で、冷却性能や耐久性を最適化し、エンジン・ブロックには電気モーターを組み込むための独自の鋳造技術を取り入れ、最高出力737PS、最大トルク720Nmを発生させる。
179PSを発揮する軽量の電気モーターは専用に開発されたもので、マクラーレン・エレクトロニクスが開発を担当した。
エンジンと電気モーターの組み合わせで、最高出力916PS、最大トルク900Nmを発揮し、あらゆる回転域で優れたスロットル・レスポンスと、NA(自然吸気)エンジンのようなフィーリングをもたらす。
また、F1由来のテクノロジーである、ドラッグ・リダクション・システム(DRS)とインスタント・パワー・アシスト・システム(IPAS)により、直線スピードの向上と驚異的な加速性能を実現した。
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【 企業情報 】
◆ランドローバー、9速オートマチック・トランスミッションをジュネーブに出展◆
ランドローバーは2月27日(水)、最先端かつ世界初の9速オートマチック・トランスミッションを、3月7日(木)から17日(日)までスイスで開催されるジュネーブモーターショーに出展すると発表した。
このミッションはZF社製の「9HP」で、世界初の9速ATにより、実燃費の大幅向上を実現する。そして低くセッティングされたギア比により、ランドローバーの特徴である地形や気候を選ばない走行性能をさらに強化するものとなる。
またアダプティブ・シフト・システムが、ドライバーの運転特性に適した変速制御を行い、最適なドライビングを実現させる。
ランドローバーは、ZF社から9HP開発プロジェクトのメインパートナーに選ばれ、ランドローバーのエンジニアチームはZF社のエンジニア達と協業し、ランドローバー車用のトランスミッションを共同開発した。
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◆日産、2013年ジュネーブモーターショー出展概要を発表◆
日産は2月27日(水)、3月に開催されるジュネーブモーターショーの出展概要を発表した。
日産は、新型車のノートと、性能向上した日産リーフを欧州で初公開する。
また次世代のクロスオーバーデザインを提案するコンセプトカー、「Resonance(レゾナンス)」、そして「NISSAN GT-R」の13年モデルを出展する。
さらに、日産の高性能プレミアムスポーツブランドであるNISMOのラインアップを欧州に正式に投入することも発表する。
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◆日産、ニスモ新社屋をオープン◆
日産は2月26日(火)、横浜市鶴見区に関連会社のニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)のグローバル新本社をオープンしたと発表した。
新本社は、横浜工場3地区が隣接する鶴見事業所内に新たに居を構え、グローバルにブランドを拡大するための象徴的な拠点として建設された。
これまで分断されていた各機能を1つの建屋内に集中させることで業務効率を飛躍的に高めることが可能となった。
同日に実施されたオープニング・セレモニーで、カルロス・ゴーンはNISMOのラインナップにGT-Rを加えることを発表し、GT-RのNISMOバージョンが特別な車両になると発表した。