STINGER レーシングナビ 2月7日号
◆ホンダ 2011年Hondaモータースポーツ活動の概要を公開◆
SUPER GTを制したホンダHSV-010GTと、ホンダ系ドライバー、チーム監督。
ホンダは2月4日、2011年のモータースポーツ活動の概要として、「モータースポーツ参戦体制」と「モータースポーツの普及」を発表した。
■四輪モータースポーツ活動
SUPER GTへは引き続き「HSV-010GT」を投入し、2011年シーズンも5チーム、5台体制で参戦する。またフォーミュラ・ニッポンへは3.4L V8エンジン「HR10」を4チーム、6台に供給する。
海外活動では、引き続きホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)からインディカー・シリーズにエンジンを供給し、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)には、新開発の2.8L V6ツインターボエンジンを供給する。
そして欧州のル・マン・シリーズやル・マン24時間レースには、同エンジンを搭載した「ARX-01d」を供給する。
■二輪モータースポーツ活動
ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)、MotoGPクラスは、「レプソル・ホンダ・チーム」のダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに、ケーシー・ストーナーを加えた3名の新体制で参戦する。
投入される「RC212V」は、より戦闘力を高めたモデルを開発。また昨年に引き続き、Moto2クラスへも唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとしてサポートする。
トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、昨年に引き続き「レプソル・モンテッサ・ホンダ」を投入。4年連続チャンピオンに輝いたトニー・ボウと、唯一の日本人ライダーである藤波貴久の2名体制で参戦する。
また鈴鹿8時間耐久ロードレース、スーパーバイク世界選手権など国内外の多くのレースイベントに参戦する。
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◆[ALMS] ロバートソン・レーシング、 ミシュランとの契約を発表◆
ALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)にエントリーするロバートソン・レーシングは、2011年よりミシュランと契約し、サポートを受けると発表した。
今回の契約により、昨年10月に発表されたフォードGTが、ミシュラン・タイヤのサポートを受けることも明らかにされた。
またドライバーは、デビッド・ロバートソンとアンドレア・ロバートソンが決定しており、ステアリングを握ることになる。
なおロバートソン・レーシングは、2011年ルマン24時間レースへのエントリーをACOに提出したことも併せて発表した。
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◆鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ 2011年主要レースカレンダーを公開◆
2010年、F1日本グランプリが開催された鈴鹿
鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎを運営する株式会社モビリティランドは、2011年の主要なレースイベントのカレンダーを公開した。
モビリティランドは2月1日で創立50周年を迎え、節目となる今年はF1やINDYはもちろん、新たなにWTCCを鈴鹿サーキットで開催することが決定した。
また自然環境への配慮をテーマにした取り組みとして、ソーラーカー・レースを発展させ、新たな競技を加えたエコモビリティ・イベントを開催することも併せて発表された。
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◆GTアソシエイション 日本自動車レース工業会との協力関係を強化◆
株式会社GTアソシエイションは2月5日、2011年より日本自動車レース工業会と、技術面をはじめとする各分野での協力関係を一段と強化すると発表した。
今回決定した両者の協力関係の強化は、当面はGTAよりJMIAに対して、必要に応じて助言を求める内容となるが、将来的にはGTAの技術部門としての役割を果たすことも検討されている。
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