STINGER レーシングナビ 3月1日号
【 レース 】
◆[NASCAR] スプリント・カップ・シリーズ 第1戦◆
2011年のデイトナ、開幕戦の様子。
NASCARスプリント・カップ・シリーズのシーズン開幕戦である「デイトナ500」が2月27日(月)にフロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
レースは前日の予選から雨が降り、決勝当日も天候はなかなか好転せず、回復を待って午後7時からナイトレースとして行われた。
なお今大会では、インディ優勝経験もあるダニカ・パトリックのナスカーデビュー戦ということにも注目が集まった。
レースはスタート後、わずか2周目に多重クラッシュが発生。混乱の幕開けとなり、各チームによる熾烈な優勝争いが展開された。
157周目に7度目のイエローコーションが出されたが、ここでファン・パブロ・モントーヤがコース清掃中のジェットドライヤーカーに激突。ジェット燃料に引火し、大きな火災が発生した。
幸いにもモントーヤ、マーシャルは無事だったが、消化とコース清掃のために約2時間、レースは赤旗中断された。
さらに再開後の176周目、188周目に多重クラッシュが発生し、チェッカー目前の196周目にもクラッシュが起こり、レースは2周延長され、グリーン・ホワイト・チェッカーが採用された。
そして波乱の幕開けとなった開幕戦はマット・ケンゼスが優勝、2位にはデイル・アーンハート・Jr.が入り、3位はグレッグ・ビッフルだった。またダニカ・パトリックは38位で完走した。
第1戦 デイトナ500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 4 17 マット・ケンゼス フォード 202
2 5 88 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 202
3 2 16 グレッグ・ビッフル フォード 202
36 35 42 ファン・パブロ・モントーヤ シボレー 159
38 29 10 ダニカ・パトリック シボレー 138
次戦、第2戦は3月4日(日)、アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。
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◆[NASCAR] ネイションワイド・シリーズ 第1戦◆
2月25日(土)、NASCARネイションワイド・シリーズの第1戦「ドライブ4COPD 300」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
決勝レースは、スーパースピードウェイ特有の、空気抵抗を軽減するために2台ずつが編隊を組んで走行するシーンが見られ、激しく首位が入れ替わる展開となった。
レースは周回ごとに激しさを増し、103周目には14台が巻き込まれる大クラッシュが発生。レースは4分ほどの中断の後に再開されたが、112周目の再スタート直後にもクラッシュが発生する波乱の展開となった。
そしてファイナルラップの最終コーナーでは、3組が横一線に並び、ラストスパートをかけていたが、チェッカー目前に行き場を失った車両が接触、クラッシュを起こし、トヨタのジョーイ・ロガーノ、カイル・ブッシュらが巻き込まれた。
レースはイエローコーションの時点で順位が凍結され終了、最後まで混乱が続いたレースは、ジェイムズ・ブッシャーが優勝。続いてブラッド・ケゼロウスキーが2位、エリオット・サドラーが3位となった。
またレースは、38回もの首位交代が発生し、デイトナでのシリーズ記録を更新した。
第1戦 ドライブ4COPD 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 15 30 ジェイムズ・ブッシャー シボレー 120
2 9 22 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 120
3 3 2 エリオット・サドラー シボレー 120
次戦、第2戦は3月3日(土)、フェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。
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◆[NASCAR] キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ 第1戦◆
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第1戦、「ネクストエラ エナジーリソースズ250」が2月24日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
ナイトレースで開催された決勝レースは、序盤からトヨタ勢が快走し、上位争いを展開した。
レースは終盤に入ると首位争いが激しさを増し、残り5周の時点でクラッシュが発生。レースは延長となり、100周目にグリーン・ホワイト・チェッカーで再スタートが切られた。
ここでトヨタジョニー・ソーターが首位に立つも、直後に後続でクラッシュが発生し、2度目のグリーン・ホワイト・チェッカーとなった。
レースはソーターが逃げ切るとか思われたが、ファイナルラップを示すホワイトフラッグ目前でソーターがスピンし、これに後続車両が突っ込み、11台が絡む多重クラッシュ。そのためレースは11分間の赤旗中断となった。
3回目のグリーン・ホワイト・チェッカーで再開されたレースは、クラッシュを上手く避けたトヨタのジョン・キング、ティモシー・ぺターズ、トッド・ボダインにさらにシボレーのジョーイ・コールターの4台が首位争いを展開。
しかし最後のフロントストレートで、コールターがスピンし、内側の車両に接触しクラッシュ。レースはその時点で順位が凍結され、ルーキーのキングが初優勝。2位はぺターズ、3位はシボレーのジャスティン・ロフトンとなった。
第1戦 ネクストエラ エナジーリソースズ250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 23 7 ジョン・キング トヨタ 109
2 27 17 ティモシー・ペターズ トヨタ 109
3 15 6 ジャスティン・ロフトン シボレー 109
次戦、第2戦は3月31日(土)にバージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイで開催される。
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【 イベント 】
◆ツインリンクもてぎ 「コチラとチララのルンルン春休み」を開催◆
ツインリンクもてぎは、3月24日(土)から4月8日(日)にかけて、この春だけの限定イベント「コチラとチララのルンルン春休み」を開催する。
開業15周年にちなんだ、「イチゴがいっぱい!イチゴフェスタ」を実施。
各場所に隠されたイチゴのオブジェを探してステッカーを集めると、抽選で賞品があたるほか、利きイチゴ選手権などを行う。
また大人から子供まで人気のトミカフェアでは、トミカの人気アトラクションや、歴代のトミカを集めたトミカ展示コーナー、トミカ販売コーナーなどが開催。
さらにトミカ組立工場特別企画として、小学生以下の子供を対象に、トミカ組立工場でホンダS2000を作ると、スーパースピードウェイで実車のホンダS2000と記念撮影をすることが出来る。