STINGER モーターナビ 4月14日号
トヨタ、高熱効率・低燃費エンジンを新開発
【 企業情報 】
◆トヨタ、高熱効率・低燃費エンジン郡を開発◆
トヨタは4月10日(木)、ハイブリッド専用エンジンの開発で培ってきた燃焼改良と損失低減技術により、高熱効率を実現する低燃費エンジン群を新たに開発・改良した。
このエンジンは近日マイナーチェンジする車種より搭載を始め、2015年までに全世界で合計14機種のエンジンを順次導入する予定となっている。
新たに開発・改良を進めるこれらのエンジンは、世界トップレベルのエンジン最大熱効率を達成し、従来型比で10%以上※1の燃費向上を実現していく。
熱効率とはエネルギー効率を数値化したもので、燃料を燃やすことで生じた熱エネルギーのうち有効に変換された割合で、熱効率が高いほど燃料消費は少なくなる。
新開発の1.3リッター・ガソリン・エンジンでは、これまでハイブリッド専用エンジンに採用してきたアトキンソンサイクル※2を採用し、高圧縮比化することで膨張比を上げ排熱を抑制した。
また、シリンダー内に強いタンブル流(縦回転の混合気の流れ)を生成する新形状の吸気ポートにより燃焼効率を高め、さらに排出ガス再循環システム(クールドEGR / Exhaust Gas Recirculationの略)、電動連続可変バルブタイミング機構(VVT-iE / Variable Valve Timing-intelligent by Electric motorの略)などにより、量産ガソリン・エンジンとしては世界トップレベルの最大熱効率を達成した。
※1 JC08モード走行燃費(国土交通省審査値)による比較
※2 圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を改善して燃費を向上させる燃焼サイクル
Photo by TOYOTA MOTOR CORPORATION.
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆マセラティ、ザノッタとのコラボレーション家具を国際家具見本市に出展◆
マセラティは4月10日(木)、ザノッタとのコラボレーションによる「マセラティ・バイ・ザノッタカプセルコレクション」をミラノサローネ国際家具見本市に出展すると発表した。
高級車とデザイン家具という両ブランドによるコラボは、昨年のミラノ国際家具見本市に出展したラウンジチェア「マセラティ・ラウンジチェア・バイ・ザノッタ」の成功を継承し、新たなクリエイティブ・シナジーを創出した。
今回はラウンジチェア「グランツール」用のフットレスト、チェア「コリーナ」、テーブル「マエストラーレ」の3点で、イタリアの建築&デザインユニット「ルドヴィカ+ロベルト・パロンバ」の個性が際立っている。
[STINGER]