STINGER モーターナビ 4月28日号
◆ホンダ 今後の生産見通しについて発表◆
ホンダは4月25日(月)、東日本大震災における国内および海外の四輪生産拠点への影響について、今後の見通しを発表した。
国内工場の完成車および海外拠点用部品の生産については、6月末までは5割程度の操業率での稼動となる。
なお7月以降の操業については、依然として部品供給が不安定なため、状況を見ながら順次決定していくが、年内を目処に正常レベルでの生産をする見込みとされている。
また海外生産拠点についても、今後の状況を見ながら順次決定される。
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◆ホンダ 2010年度および2011年3月度の実績を発表◆
ホンダは4月25日(月)、2011年3月度の四輪車 生産、販売、輸出の実績を発表した。
国内生産は34,754台で4ヵ月連続で減少となっており、また海外生産は247,500台で17ヵ月ぶりの減少となった。
しかし、2010年度の年間生産は増加しており、特に海外生産が2,664,055台で過去最高を記録した。
また国内販売は58,203台で7ヵ月連続の減少、年度としても2期ぶりの減少となった。
輸出はアメリカの輸出は13ヵ月連続で増加しているものの、北米全体では減少傾向にあり、また全体的に輸出は減少した。
総合計は20,699台で5ヵ月ぶりの減少となり、年度では310,254台で3期ぶり増加した。
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◆トヨタ博物館 第22回 クラシックカー・フェスティバルを開催◆
トヨタの文化施設であるトヨタ博物館は、恒例イベントとなった「クラシックカー・フェスティバル」を5月22日(日)に開催する。
22回目を迎える今回は、個人所有のクラシックカー約100台による公道パレードに加え、10年ぶりに愛・地球博記念公園内パレードが復活する。
所蔵車両による走行披露では、アメリカのルーズベルト元大統領の専用車「パッカード・トゥエルヴ」から「ダイハツミゼット」など7台が出展される。
またイベント会場で「東日本大震災」支援募金を実施し、長久手町を通じて日本赤十字社に義援金として寄付する。
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◆トヨタ マレーシアにおいて生産累計100万台を達成◆
トヨタのマレーシアにおける生産会社Assembly Services Sdn. Bhd.は累計生産台数が100万台を達成し、4月25日(月)に記念式典を行った。
式典にはマレーシアのムスタパ・モハメド国際貿易産業相を来賓に迎え、ASSBの大前工場長、販売代理店UMW Toyota Motor Sdn. Bhdのタンスリ・アスマット・カマルディン会長らが出席した。
国民車メーカー以外で生産累計台数が100万台を達成したのはトヨタが初めてとなる。
トヨタはマレーシアにおいて、1968年に「カローラ」の生産を開始、2000年には生産累計50万台を達成した。また2012年より、カムリの現地生産が開始される予定となっている。
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◆トヨタ 2010年度および2011年3月度の実績を発表◆
トヨタは4月25日(月)、2010年度および2011年3月度のトヨタグループの生産、国内販売、輸出の実績を発表した。
国内生産ではトヨタ 12.9万台、ダイハツ 2.8万台、日野 4.7千台。合計16.2万台で各社前年を下回った。また、2010年度でも、合計372.1万台で前年を下回る結果となった。
国内販売では、トヨタ 11.5万台、うちレクサスは4,417台。そしてダイハツ 5.48万台で前年を下回った。日野は5.1千台で4ヶ月連続で前年を上回り、好調が続いている。
しかし、合計は17.5万台と、前年を下回る結果となった。そして、2010年度でも合計201.1万台で2年ぶりの減少となった。
輸出では、トヨタは全地域で輸出が減少、10.8万台で2ヶ月ぶりに前年を下回った。また、ダイハツも全地域に向けた輸出が減少し、1.7千台で前年を下回り、日野は中南米、オセアニア、アジア、中近東で減少、4.9千台で前年を下回った。
合計も11.4万台で前年を下回ったが、2010年度としては合計180万台で3年ぶりの前年増を達成した。
海外生産はダイハツ、日野の生産が増加し、ダイハツ 14.8千台、日野 1.2千台で前年を上回った。しかし、トヨタはオーストラリア、欧州、中南米、北米等で減少し、41.3万台で前年を下回り、合計も42.9万台で前年を下回った。
2010年度の合計は452万台で、2年連続で前年度実績を上回るとともに、過去最高を達成した。