STINGER レーシングナビ 5月2日号
◆[SUPER GT] 第2戦富士 GT-Rが開幕戦で勝利◆
SUPER GT第2戦「FUJI GT 400km RACE」の決勝が、5月1日(日)に富士スピードウェイで開催された。
今回の富士は、第1戦岡山の延期により、実質的な開幕戦となった。またレース距離を400kmから300kmに短縮して行なわれた。
決勝は激しい雨の中スタートし、タイヤ選択の失敗やスピンで遅れるマシンが続出した。
そんな中、6位スタートのモチュール・オーテックGT-Rのブノワ・トレルイエが序盤からトップに立ち、その後、交代した本山哲は激しい雨のため、ペースを調整しながらレースに臨んだ。
しかし残り10周となったあたりから雨がさらに激しさを増し、残り6週の時点でレース続行は危険と判断、中断された。
そしてそのままレースは終了し、59周終了時点での順位が最終結果となった。
これでモチュール・オーテックGT-Rが開幕戦の富士を制し、本山はGT500最多勝利記録を更新、13勝を達成した。
またGT300クラスでは、ポール・ポジションの影山正美、藤井誠暢ペアのハンコック・ポルシェが序盤からハイペースで走行し、激しい雨の中、2位に30秒以上の大差をつけポール・トゥ・ウィンで完勝した。
GT500決勝結果
順位 No. マシン ドライバー タイム/差
1 23 MOTUL AUTECH GT-R 本山/トレルイエ 1:56’19.904
2 6 ENEOS SUSTINA SC430 伊藤/大嶋 0’05.211
3 19 WedsSport ADVAN SC430 片岡/荒 0’28.128
GT300決勝結果
順位 No. マシン ドライバー タイム/差
1 33 HANKOOK PORSCHE 影山/藤井 1:56’21.130
2 11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 田中/平中 0’34.820
3 25 ZENT Porsche RSR 都筑/土屋 0’35.899
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◆[INDY] 第4戦 ウィル・パワーが4戦連続ポールポジションを獲得◆
IZOD・インディカー・シリーズ第4戦サンパウロの予選が4月30日(土)、ブラジル、サンパウロで実施された。今年はコース全面の舗装が一新され、グリップが大幅に向上された。
予選では、プラクティスでも最速だったウィル・パワーがハイペースでアタックし、驚異的な1分21秒8958を記録、4戦連続となるポール・ポジション獲得を達成した。
2番手にはライアン・ハンターレイが入り、3番手はスコット・ディクソンとなった。
佐藤琢磨は、プラクティスでマシンのフィーリングが向上せずに苦戦したが、その後の予選セットアップがマッチし、パフォーマンス・アップに成功した。
そして1分22秒7379を記録し、今シーズンベストとなる予選10番手で予選を終え、デビュー以来のベストとなるリザルトとなった。
サンパウロ予選リザルト
順位 No. ドライバー チーム タイム
1 12 ウィル・パワー Team Penske 1:21.8958
2 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 1:22.2975
3 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 1:22.3620
10 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus 1:22.7379
※決勝情報は、続報が入り次第更新します。
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◆ニスモ、NDDP RACINGがF3に参戦◆
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)は4月30日(土)、全日本F3選手権、ナショナル・クラスにNDDP RACINGとして参戦することを発表した。
NDDPは2006年から始まった日産の若手ドライバー育成プログラム(NISSAN Driver Development Program)で、主にフォーミュラチャレンジ・ジャパンとF3に出場する若手ドライバーを支援している。
今年はNISMOが新たにNDDP RACINGを結成しF3に参戦、これまで以上に実践的な指導を若手ドライバーに行ない、より強力な育成プログラムとしていく。
◇チーム体制
チーム名:NDDP RACING
監督:長谷見昌弘
22号車ドライバー:佐々木大樹
23号車ドライバー:千代勝正
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◆[MotoGP] 第3戦ポルトガル、ダニ・ペドロサが今季初勝利◆
5月1日(日)、MotoGP第3戦 ポルトガルGPがエストリル・サーキットで開催された。決勝は前夜の雨の影響でウェット・コンディションでのスタートとなった。
ポール・ポジションのホルヘ・ロレンソが序盤からハイペースでレースを引っ張り、そのまま優勝かと思われた。
しかし25周目、2位を走行していたダニ・ペドロサが猛スパートをかけロレンソに並びこれをパス、トップでチェッカーを受け今季初優勝を飾った。
ロレンソは2位でフィニッシュし、3位にはケーシー・ストーナーが入賞した。
順位 No. ライダー マシン &
nbsp; タイム
1 26 ダニ・ペドロサ ホンダ 45:51.483
2 1 ホルヘ・ロレンソ ヤマハ 45:54.534
3 27 ケーシー・ストーナー ホンダ 45:59.141
5 46 バレンティーノ・ロッシ ドゥカティ 46:08.038
7 7 青山博一 ホンダ 46:30.232
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◆[NASCAR] SPRINT CUP SERIES 第9戦◆
4月30日(土)、バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第9戦「Crown Royal presents the Matthew and Daniel Hansen 400」が開催された。
決勝は3位スタートのケイシー・カーンがすぐに2位へとポジションを上げ、デニー・ハムリンとカイル・ブッシュもトップ10圏内へと浮上し、45周目にはカーンが首位に立った。
その後、73周目にはカーンをパスしたハムリンが首位に立ち、トヨタ・カムリ勢の白熱のバトルが展開された。
また多重クラッシュなども発生したが、トヨタ勢のペースは止まらず、317周目にはブッシュが首位に立った。
終盤は燃費との戦いとなり、ペースを抑えつつもハムリンは地元での勝利へ向けブッシュとの差を詰めたが、パスするまでには至らなかった。
そしてブッシュが優勝、春のリッチモンド戦3連勝を飾り、2位にハムリン、3位にカーンが入り、トヨタ・カムリはシリーズ参戦以来初となる1-2-3フィニッシュを飾った。
第9戦 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 20 18 カイル・ブッシュ トヨタ 400
2 11 11 デニー・ハムリン トヨタ 400
3 4 4 ケイシー・カーン トヨタ 400
29 1 42 ファン・パブロ・モントーヤ シボレー 395
次戦、第10戦は5月7日(土)、サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで行われる。
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◆[NASCAR] NATIONWIDE SERIES 第9戦 Bubba Burger 250◆
4月29日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第9戦「Bubba Burger 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。
決勝では、11番手スタートのデニー・ハムリンが着実にポジションを上げ、31周目には3位に浮上し、44周目には首位に立った。
ハムリンはその後、ハイペースで後続を引き離し、2位のケニー・ウォレスに6秒以上の大差で首位をキープした。
その後、イエローコーションの再スタート後に一時は先行を許すも、すぐに首位を奪回すると、再び後続を引き離しての独走体制に入った。
そしてファイナルラップ直後に後続でクラッシュが発生、3度目のイエローコーションとなり、この時点で順位は確定し、ハムリンがネイションワイド・シリーズでの今季初勝利を飾った。
2位はポール・メナード、続く3位はジャスティン・アルゲイヤーとなった。
第9戦 Bubba Burger 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 11 20 デニー・ハムリン トヨタ 251
2 6 33 ポール・メナード シボレー 251
3 5 31 ジャスティン・アルゲイヤー ダッジ 251
次戦、第10戦は5月6日(金)、ダーリントン・レースウェイで行われる。
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◆[全日本ラリー] 第2戦 奴田原文雄が優勝、今季初勝利◆
2011年全日本ラリー選手権シリーズ第2戦、久万高原ラリーが4月30日(土)から開催された。
14区間のSS含む総延長約203kmのラリーは、一部交通を遮断して開催され、ランサーの奴田原文雄が優勝、今季初優勝となった。
順位 ドライバー マシン タイム/差
1 奴田原文雄 ADVAN PIAA ランサー 1時間8分42秒4
2 勝田範彦 ラック名スバルSTI DLインプレッサ +26秒8
3 桑田幸典 DL・IDI・KYB・ランサー +55秒7
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◆ツインリンクもてぎ ゴールデンウィークイベントを開催◆
ツインリンクもてぎは、4月29日(金)から5月8日(日)のゴールデンウィーク期間、家族で楽しめるゴールデンウィーク・イベントを開催する。
5月3日(火)は「栃木プロスポーツDAY! in ツインリンクもてぎ」が実施され、栃木県のプロスポーツチームの各チーム選手が集合し、子供たちに直接コーチする「KIDSスクール」を開催する。
また栃木県出身のレーシング・ドライバー、塚越広大と山本尚貴の来場も決定している。