STINGER レーシングナビ 5月31日号
【 レース 】
◆[NASCAR] スプリント・カップ・シリーズ 第12戦◆
5月27日(日)、米国ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第12戦「コカコーラ 600」が開催された。
レースを制したのはシボレーのケイシー・ケイン。ケインはこの日、フォードのグレッグ・ビッフルと2台でレースを支配。終盤まで圧倒的な速さでレースを展開していた。
レース終盤にはトヨタのデニー・ハムリンが加わり、ケイン、ビッフル、ハムリンの3台で熾烈な首位争いを展開。その後、首位に立ったケインにハムリンが続き、さらにトヨタのカイル・ブッシュが続いたが、ケインはトヨタ勢の猛追を抑えきり優勝。ハムリン、ブッシュは僅かに及ばず、2位、3位となった。
次戦、第13戦は6月3日(日)、米国デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
第12戦 コカコーラ 600 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 7 5 ケイシー・ケイン シボレー 400
2 8 11 デニー・ハムリン トヨタ 400
3 17 18 カイル・ブッシュ トヨタ 400
20 29 42 ファン・パブロ・モントーヤ シボレー 398
30 40 10 ダニカ・パトリック シボレー 395
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◆[NASCAR] ネイションワイド・シリーズ 第11戦◆
5月26日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第11戦「ヒストリー 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
レースはダッジのブラッド・ケゼロウスキーが快走し、レースを制した。
ケゼロウスキーは首位に立つと、終盤には燃費走行に入った。これにトヨタのカイル・ブッシュ、デニー・ハムリンが続き、首位の奪取を狙った。
そしてトヨタ勢も燃料が厳しくなってくるなかで、3位のハムリンが残り10周の時点でブッシュを抜き、2位に浮上。首位のケゼロウスキーに猛追をかけた。
しかし、ケゼロウスキーはこれを防ぎきり優勝。ハムリンは惜しくも2位となったが、一時は周回遅れにまで順位を落としながらも、大きく追い上げての2位獲得となった。ブッシュも3位でチェッカーを受けた。
次戦、第12戦は6月2日(土)、ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
第11戦 ヒストリー 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 10 22 ブラッド・ケゼロウスキー ダッジ 200
2 13 18 デニー・ハムリン トヨタ 200
3 12 54 カイル・ブッシュ トヨタ 200
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◆桜井孝太郎 GP3シリーズ第3戦、4戦に参戦◆
桜井孝太郎が、5月24日(木)から26日(土)にモナコで開催されたGP3シリーズ第3戦、4戦に参戦した。
桜井は抜くことが難しいモナコで、第1レースを13位、第2レースを21位で完走した。第2レースではクラッシュによるセーフティ・カーや、レース終盤にはコナー・デイリーのマシンがクラッシュ。
マシンは宙を舞い、シケイン手前のフェンスに激突する大事故が発生。デイリーは無事だったもの、レースは赤旗中断、その後終了となる激しいものとなった。桜井は厳しいレースを無事完走し、モナコ市街地サーキットレース参戦、完走の日本人最年少記録を記録した。
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◆[スーパーバイク] 第6戦アメリカ大会◆
スーパーバイク第6戦、アメリカ大会決勝が5月28日(月)に開催された。
レースは第1レースをドゥカティのカルロス・チェカが優勝、第2レースはBMWのマルコ・メランドリが優勝した。青山博一は第1レースを17位。第2レースは4周目に転倒し、マシンとエンジンにダメージを受けリタイアとなった。
決勝
スーパーバイク(レース1)
順位 ライダー マシン タイム / 差
1 カルロス・チェカ ドゥカティ 38:21.283
2 マルコ・メランドリ BMW +2.313
3 マックス・ビアッジ アプリリア +5.338
17 青山博一 ホンダ +52.153
スーパーバイク(レース2)
順位 ライダー マシン タイム / 差
1 マルコ・メランドリ BMW 32:56.257
2 ジョナサン・レイ ホンダ +0.195
3 マックス・ビアッジ アプリリア +2.137
DNS 青山博一 ホンダ
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◆[SUPER GT] 第5戦レース名称変更を発表◆
5月29日(火)、株式会社モビリティランドは、8月に鈴鹿サーキットで開催されるSUPER GT第5戦の名称変更を発表した。
当初「2012 SUPER GT Round5 第41回 インターナショナル SUZUKA GT 1000km」の大会名称が、タイトル・スポンサーの決定に伴い、「2012 AUTOBACS SUPER GT Round5 第41回 インターナショナル ポッカ 1000km」に決定、変更された。
なお大会は、2008年以来4年ぶりに1000kmでの決勝レース距離で開催となる。