STINGER レーシングナビ 5月7日号
【 レース 】
◆[SUPER GT] 第2戦 富士予選 EPSON HSV-010がポール・ポジション◆
5月3日(木)、SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の予選が、富士スピードウェイで開催された。
予選は、単独のタイムアタックで上位を決めるスーパーラップ方式で行われた。
予選は昨日からの雨が降り続き、ウエット・コンディションでの実施となったが、EPSON HSV-010、中山友貴が快走を見せた。
予選1回目はパートナーの道上龍が3位を獲得し、最後から2番目に予選に臨んだ中山は、雨が小雨になったこともあり素晴らしい走りで1分43秒699をマーク。
最後にMOTUL AUTECH GT-R、本山哲がアタックを行ったが、中山のタイムを更新することはできず、初のポール・ポジションが確定した。
GT300クラスは、GAINER DIXCEL R8 LMS、平中克幸が、こちらも初となるポール・ポジションを獲得。またアウディR8にとっても、SUPER GTでの初ポール・ポジションとなった。
GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー タイム
1 32 EPSON HSV-010 道上 / 中山 1’43.699
2 6 ENEOS SUSTINA SC430 伊藤 / 大嶋 1’43.765
3 39 DENSO KOBELCO SC430 脇坂 / 石浦 1’43.778
GT300予選結果
順位 No. マシン ドライバー タイム
1 11 GAINER DIXCEL R8 LMS 田中 / 平中 1’50.249
2 43 ARTA Garaiya 高木 / 松浦 1’52.996
3 15 ART TASTE PORSCHE 土屋 / ベルグマイスター兄弟 1’53.233
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◆[SUPER GT] 第2戦 富士決勝 DENSO KOBELCO SC430が優勝◆
SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝が、5月4日(金)に富士スピードウェイで開催された。
不安定な天候の中で行われたレースは、スタート直後に雨が降り出したため、ほとんどのマシンがレイン・タイヤに交換。
その後も不定期に雨が降る展開となり、スピンやクラッシュが連続する波乱のレースとなった。
レースはDENSO KOBELCO SC430、脇阪寿一 / 石浦宏明組、とCALSONIC IMPUL GT-R、J.P.デ・オリベイラ / 松田次生組、MOTUL AUTECH GT-R、本山哲 / ミハエル・クルム組、RAYBRIG HSV-010、伊沢拓也 / 山本尚貴組が激しい優勝争いを展開。
残り15周で首位のオリベイラが、降り出した雨に対応するため、レイン・タイヤに交換。
しかし雨量はさほど強くはならず、ペースダウンしてしまった。
ここでRAYBRIG HSV-010の伊沢が首位を奪取するも、すぐに後方からDENSO KOBELVCI SC430の石浦が猛追。残り4周となったところで石浦が伊沢をパス。
そして石浦はそのまま逃げ切り優勝。伊沢は惜しくも2位でフィニッシュし、3位はMOTUL AUTECH GT-Rが獲得した。
GT300クラスでは、GSR初音ミクBMW、谷口信輝 / 片岡龍也組が優勝。序盤に他車との接触に見舞われたが、終盤に首位に立つと、見事優勝を勝ち取った。
次戦、第3戦は6月9日(土)、10日(日)にかけてマレーシア、セパン国際サーキットで開催される。
GT500決勝結果
順位 No. マシン ドライバー タイム/差
1 39 DENSO KOBELCO SC430 脇阪 / 石浦 3:21’14.137
2 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢 / 山本 +12.055
3 23 MOTUL AUTECH GT-R 本山 / クルム +32.107
GT300決勝結果
順位 No. マシン ドライバー タイム/差
1 0 GSR 初音ミク BMW 谷口 /片岡 3:21’52.575
2 2 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 高橋 / 加藤 +15.761
3 66 triple a vantage GT3 吉本 / 星野 +17.259
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◆[MotoGP] 第3戦ポルトガル予選 ストーナーが今季初のポールポジション◆
MotoGP第3戦、ポルトガルGPの予選が5月5日(土)、エストリル・サーキットで開催された。<
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予選では、ホンダのケーシー・ストーナー)が快調にラップを刻み、今季初のポール・ポジションを獲得。また2位にダニ・ペドロサも入り、ホンダがフロントローを独占した。
ストーナーは今大会序盤から好調で、予選ではセッティングが完璧ではないにも関わらずトップタイムをマークし、ポール・ポジションを獲得した。
ペドロサも同じく好調だったが、予選アタック中にクリアラップが取れず、惜しくも2番手となった。予選3番手はヤマハのカル・クラッチローが獲得した。
第3戦 ポルトガル予選 リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 1 ケーシー・ストーナー ホンダ 1:37.188
2 26 ダニ・ペドロサ ホンダ +0.013
3 35 カル・クラッチロー ヤマハ +0.101
9 46 バレンティーノ・ロッシ ドゥカティ +0.871
決勝情報はこちら
◆[MotoGP] 第3戦ポルトガル決勝 C・ストーナーが今季2勝目を達成◆
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◆トヨタ TS030の新シャシーの機能確認テストを終了◆
トヨタ・レーシングは5月4日(金)、フランス、マニクール・サーキットで新しいTS030ハイブリッドシャシーの機能確認テストを行った。
アレックス・ヴルツとニコラス・ラピエールの2人がドライブし、新シャシーには、予定されていた空力アップデートとデビュー戦に向けたレース仕様のハイブリッド・システムが盛り込まれた。
1日限りのテストで、2人は各種機能確認テストを行いつつ、81周を走行し、無事にシェイクダウンを終了した。
TS030ハイブリッドは4月にポールリカールでのテスト中にクラッシュし、モノコックが全損。
シャシーはその1台のみしかなかったため、今回の新シャシーが新たに作られることとなった。