STINGER レーシングナビ 6月10日号
INDY第8戦 予選、決勝/WTCC第6戦 予選/黒田吉隆AUTOGPプレビュー
【 レース 】
◆[INDY] 第8戦予選 パワーがポール・ポジション。琢磨は予選出場できず◆
6月7日(金)、テキサスのテキサス・モーター・スピードウェイで、インディカー・シリーズ第8戦の予選が開催された。
オーバル3連戦の幕を開けるテキサスでの予選は、ウィル・パワーが47秒7960を記録し、今季2度目となるポール・ポジションを獲得した。
2番手にはアンドレッティ・オートスポーツのマルコ・アンドレッティが入り、3番手はチームメイトであるライアン・ハンターレイが獲得した。
現在ランキング6位の佐藤琢磨は、午後12時半からのプラクティスでギヤボックスにトラブルが発生。
チームはマシンの修理を行ったが、予選前の車検に間に合わず、出走することができなかった。
そのため佐藤は23番グリッドから決勝に臨むことになった。
第8戦テキサス 予選リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
1 | ウィル・パワー | Team Penske / シボレー | 47.7960 |
2 | マルコ・アンドレッティ | Andretti Autosport / シボレー | 48.1537 |
3 | ライアン・ハンターレイ | Andretti Autosport / シボレー | 48.1603 |
21 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | 48.7621 |
23 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | DNS |
出場ドライバー:24人
Photo by Chris Jones
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◆[INDY] 第8戦決勝 カストロネベスが今季初優勝。佐藤は11位フィニッシュ◆
6月8日(土)、テキサス・モーター・スピードウェイで、インディカー・シリーズ第8戦、決勝レースが開催された。
真夏の暑さの中での戦いとなった第8戦は、エリオ・カストロネベスが快走を見せた。
新レギュレーションによりマシンのダウンフォースが小さくなっていることと、高い路面温度により、さらにダウンフォースが低くなるため、非常に難しい環境のレースだった。
しかし、カストロネベスは終始安定した走りを重ね、今季初優勝を達成した。2位はライアン・ハンターレイが入り、3位はトニー・カナーンが獲得した。
予選に出場できなかった佐藤琢磨は、レース序盤から順調にラップを重ね、大きくポジションを上げていった。
そして、終盤まで安定した走りをみせ、最終的に11位でフィニッシュした。
次戦、第9戦は6月14日(金)、15日(土)にミルウォーキーで開催される。
第8戦テキサス 決勝リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム/差 |
1 | エリオ・カストロネベス | Team Penske / シボレー | 1:52:17.4594 |
2 | ライアン・ハンターレイ | Andretti Autosport / シボレー | +4.6919 |
3 | トニー・カナーン | KV Racing / シボレー | +11.6088 |
11 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | +1Lap |
20 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | +4Laps |
出場ドライバー:24人
Photo by John Cote
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◆[WTCC] 第6戦予選 ミケリスが予選4番手、タルクィーニが5番手を獲得◆
6月8日(土)ロシアのモスクワ・レースウェイで世界ツーリングカー選手権(WTCC)第6戦の予選が開催された。
予選はシボレー、イヴァン・ミュラーがポール・ポジションを獲得し、2番手はBMWのトム・コロネル、3番手はセアト、ロバート・ハフが獲得した。
ホンダはゼングー・モータースポーツのノルベルト・ミケリスが4番手に入り、さらに5番手にガブリエーレ・タルクィーニが入った。
ティアゴ・モンテイロは最初のアタック後、水温上昇のトラブルが発生。その影響でアタックすることが出来ず、予選20番手になってしまった。
第6戦ロシア 予選リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム |
1 | イヴァン・ミュラー | シボレー | 1:43.335 |
2 | トム・コロネル | BMW | 1:43.405 |
3 | ロバート・ハフ | セアト | 1:43.466 |
4 | ノルベルト・ミケリス | ホンダ | 1:43.772 |
5 | ガブリエーレ・タルクィーニ | ホンダ | 1:43.840 |
20 | ティアゴ・モンテイロ | ホンダ | 1:44.610 |
決勝情報はこちら。
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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◆黒田吉隆、AUTO GPで入賞は逃すも、手応えを感じた2レースを完走◆
5月31日(金)から6月2日(日)まで、イギリスのシルバーストン・サーキットで開催されたAUTO GP第4大会に参戦した。
今回、初めてシルバーストンを走ることになった黒田は、練習走行で15番手に甘んじたが、2回目の練習走行では自己ベストを1秒以上短縮して12番手にアップした。
また、予選では練習走行を上回るタイムでアタックを続けたが、途中に他車のマシントラブルで黒田のアタック中に赤旗中断となってしまい、タイムを伸ばせずに予選15番手でフィニッシュとなってしまった。
決勝レースではセットアップ変更のためにマシンの操縦性に手こずり、レース1を12位、レース2は11位で完走。
レース2では一時は5番手までポジションを上げる快走を見せたこともあり、次戦以降に向けて手応えを感じる内容となった。
Photo by EURONOVA Racing
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◆笹原右京、ユーロカップ第2大会、決勝で他を圧倒する走りを披露◆
ベルギーのスパ・フランコルシャンで5月31日(金)から6月2日(日)まで開催されたユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第2大会に笹原右京がスポット参戦した。
笹原は予選ではレース1予選を32番手、レース2予選を29番手と下位に沈み、課題を残す結果となった。
しかし決勝では、序盤、タイヤが温まりきっていないライバルを一気にオーバーテイクする走りを見せ、大きくジャンプアップすることに成功。
その後はセッティングなどが不十分なマシンに苦しみながらも、終盤は後方のライバルからのアタックに耐える守りのレースでレース1を21位、レース2を16位でフィニッシュした。
Photo by EURONOVA Racing
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◆[全日本ラリー選手権] 第3戦 ランサーの奴田原文雄が今季初優勝◆
6月7日(金)から9日(日)にかけて、福島県の東白川郡、棚倉町周辺で全日本ラリー選手権、第3戦が開催された。
今大会はランサーの奴田原文雄 / 佐藤忠宜組が1時間2分11秒3で優勝した。
JN-4クラス
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
1 | 奴田原文雄 / 佐藤忠宜 | 三菱ランサーエボリューション | 1時間2分11秒3 |
2 | 柳澤宏至 / 中原祥雅 | スバルインプレッサ | +33秒6 |
3 | 福永修 / 奥村久継 | スバルインプレッサ | +1分21秒4 |
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