STINGER レーシングナビ 6月17日号
NDY R9予選、決勝/スーパーGT R3予選、決勝/ MotoGP R6予選
【 レース 】
◆[INDY] 第9戦予選 アンドレッティがポール・ポジション。琢磨は予選15番手◆
6月14日(金)ウィスコンシン州のザ・ミルウォーキー・マイルで、インディカー・シリーズ第9戦が開催され、予選が行われた。
オーバルコースでのレースとなるミルウォーキー、予選はマルコ・アンドレッティが42秒8584を記録してポール・ポジションを獲得。
2番手はチームメイトのジェームズ・ヒンチクリフが入り、アンドレッティ・オートスポーツが1-2体制を築いた。そして3番手はウィル・パワーが獲得した。
佐藤琢磨は、マシンのセッティングも仕上がり、プラクティスでは好タイムをマーク。好調なまま予選へと臨んだ。
しかし、2周目のターン4でマシンが狙ったラインからはずれ、スピードを伸ばすことが出来ず、予選15番手となった。
第9戦ミルウォーキー 予選リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
1 | マルコ・アンドレッティ | Andretti Autosport / シボレー | 42.8584 |
2 | ジェームズ・ヒンチクリフ | Andretti Autosport / シボレー | 42.8829 |
3 | ウィル・パワー | Team Penske / シボレー | 42.9347 |
14 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | 43.4636 |
15 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | 43.4940 |
出場ドライバー:24人
Photo by General Motors
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◆[INDY] 第9戦決勝 ハンターレイが優勝。佐藤琢磨は7位フィニッシュ◆
6月15日(土)、ザ・ミルウォーキー・マイルでインディカー・シリーズ第9戦の決勝が開催された。
レースはシボレー勢が強さをみせ、ライアン・ハンターレイが快走し、優勝を飾った。2位はエリオ・カストロネベス、3位はウィル・パワーが獲得した。
佐藤琢磨は、レース中盤からトップを走る活躍をみせた。しかし、170周目にハンドリングに違和感が発生。201周目にピットインし、フロントウィングの調整とタイヤ交換を実施した。その直後、運悪くS.D.シルベストロが接触事故を起こしたため、フルコース・コーションに見舞われてしまった。
タイミングの悪いイエローフラッグで周回遅れとなったが、琢磨は最後まであきらめず、最終的に7位でフィニッシュ。これにより、琢磨はシリーズ・ランキングをひとつあげて4位に浮上することに成功した。
次戦、第10戦は6月22日(土)、23日(日)にアイオワ・スピードウェイで開催される。
第9戦ミルウォーキー 決勝リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム/差 |
1 | ライアン・ハンターレイ | Andretti Autosport / シボレー | 1:51:15.2962 |
2 | エリオ・カストロネベス | Team Penske / シボレー | +4.8059 |
3 | ウィル・パワー | Team Penske / シボレー | +5.3920 |
11 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | +23.3828 |
20 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | DNF |
出場ドライバー:24人
Photo by Chris Jones
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◆[スーパーGT] 第3戦予選、カルソニックIMPUL GT-Rがポール・ポジション◆
6月15日(土)、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで、スーパーGT第3戦の予選が行われた。
予選はカルソニックIMPUL GT-Rの松田次生 / J.P.デ・オリベイラ組がポール・ポジションを獲得した。
序盤はマシンセッティングが合わずに苦戦を強いられたが、インターバル中にさらにセッティングを見直したところ、これが上手くいき、トップタイムをマークした。
2番手は僅差でZENT CERUMO SC430の立川祐路 / 平手晃平組が入り、3番手はKeePer TOM’S SC430 伊藤大輔 / アンドレア・カルダレッリ組が獲得した。
また、GT300クラスはARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志がポール・ポジションを獲得した。
第3戦マレーシア 予選リザルト
GT500
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | カルソニックIMPUL GT-R | 松田 / オリベイラ | 1:55.456 |
2 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 / 平手 | 1:55.589 |
3 | KeePer TOM’S SC430 | 伊藤 / カルダレッリ | 1:55.688 |
出場マシン:15台
GT300
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | ARTA CR-Z GT | 高木 / 小林 | 2:03.025 |
2 | MUGEN CR-Z GT | 武藤 / 中山 | 2:03.374 |
3 | SUBARU BRZ R&D SPORT | 山野 / 佐々木 | 2:03.850 |
出場マシン:24台
Photo by 日産自動車株式会社
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◆[スーパーGT] 第3戦決勝、カルソニックIMPUL GT-Rが優勝◆
6月16日(日)スーパーGT第3戦の決勝レースが、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。
決勝レースは好スタートを切ったカルソニックIMPUL GT-R(松田次生)がトップに立ち、これにZENT CERUMO SC430の平手晃平が続いた。
しかし、その後に平手は他車との接触でダメージを負ってしまい、後退を余儀なくされてしまった。
そして、トップの松田は追い上げてきたウイダー・モデューロHSV010の山本尚貴と接戦を繰り広げ、一時的に山本がトップを奪い、走行を重ねた。
終盤に両車はドライバーを交代。ここで山本と交代したフレデリック・マコウィッキがエンジンの再始動に手惑ってタイムロス。
この隙をついたGT-RのJ.P.デ・オリベイラがトップを奪取。そのまま逃げ切り優勝を飾った。2位は追い上げてきたDENSO KOBELCO SC430が入り、3位はRAYBRIG HSV-010が獲得した。
GT300クラスは、ARTA CR-Z GTとMUGEN CR-Z GTによる同一マシンによるバトルとなったが、ARTAが優勝を飾った。これにより高木真一は通算13勝、小林崇志は初優勝を飾った。
第3戦マレーシア 決勝リザルト
GT500
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | カルソニックIMPUL GT-R | 松田 / オリベイラ | 1:50:11.232 |
2 | DENSO KOBELCO SC430 | 脇阪 / 石浦 | +4.090 |
3 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 / 小暮 | +8.631 |
出場マシン:15台
GT300
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | ARTA CR-Z GT | 高木 / 小林 | 1:51:08.114 |
2 | MUGEN CR-Z GT | 武藤 / 中山 | +2.089 |
3 | GAINER DIXCEL SLS | 平中 / ビルドハイム | +21.509 |
出場マシン:24台
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◆[MotoGP] 第6戦予選 ペドロサが2戦連続ポールポジション獲得◆
6月15日(土)、MotoGP第6戦カタルニアGPの予選がカタルーニャ・サーキットで開催された。
30℃という厳しいコンディションの中で行われた予選は、ホンダのダニ・ペドロサが速さを見せた。
セッションごとに着実にタイムをあげていき、1分40秒893でポール・ポジションを獲得。全大会に続いて2戦連続でのポール・ポジションとなった。
2番手はヤマハのカル・クラッチローが入り、3番手はホルヘ・ロレンソが獲得した。
第6戦カタルーニャ 予選リザルト
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
1 | 26 | ダニ・ペドロサ | ホンダ | 1:40.893 |
2 | 35 | カル・クラッチロー | ヤマハ | 1:41.501 |
3 | 99 | ホルヘ・ロレンソ | ヤマハ | 1:41.566 |
11 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 1:41.959 |
出場ライダー:26人
決勝情報はこちら。
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◆ポルシェ、新型LMP1スポーツプロトタイプのテストを実施◆
ポルシェは6月12日(水)、ドイツのヴァイザッハ研究所内のテストコースで、2014年の世界耐久選手権(WEC)、およびル・マン24時間レースへ参戦させる新型ポルシェLMP1スポーツ・プロトタイプの初テストを行った。
テストはポルシェ役員が見守るなか、ワークス・ドライバーのティモ・ベルンハルトが一連の性能チェックを実施。当初の計画より数週間早くテストが実施されることになったが、ポルシェのLMP1プロジェクトディレクターであるフリッツ・エンツィンガーはスケジュール通りに計画は進んでいると述べた。
ポルシェとこの新型レーシング・カーは、2014年シーズンからヴァイザッハを拠点としてレース活動へ参戦する。
Photo by Porsche Japan KK.
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◆鈴鹿8耐、第2回公開合同テストをUSTREAMで生配信◆
鈴鹿サーキットは、7月3日(水)に実施するコカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8耐の第2回公開合同テストをインターネット動画配信サイトのUSTREAMで配信すると発表した。
当日は、本番さながらの場内実況放送を音声として配信し、映像だけでなく、大会本番でも実況を行うピエール北川、STINGERのヴィレッジ・メンバーでもある辻野ヒロシによる実況も配信を行う。
第2回公開合同テスト 配信情報
■配信日時:7月3日(水) 11:00〜19:30(予定)
■配信チャンネル:鈴鹿サーキットUSTREAM
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