STINGER モーターナビ 6月19日号
マクラーレン、P1 GTRを発表。1000馬力のサーキット専用モデル
【新車】
◆マクラーレン、マクラーレンP1 GTRを発表◆
95年、マクラーレンF1GTRは初出場で優勝。また関谷正徳が日本人で初めてル・マン優勝を飾った。
マクラーレン・オートモーティブは6月13日(金)、マクラーレンP1のサーキット専用モデルとなるP1GTRを発表した。
95年のル・マン24時間で、初出場にも関わらず総合優勝を果たしたマクラーレンF1GTRに敬意を捧げると共に、これまでで最もパワフルなモデルであることから、P1 GTRと命名された。生産はロードモデルのP1の生産完了後に製造をスタートする。
P1 GTRはサーキットにおいて世界最高のマシンになるよう、設計・開発され、全てのパフォーマンスをロードモデルより向上させる。
想定最大出力は1000馬力を想定し、エンジンやスリック・タイヤはもちろんのこと、よりアグレッシブな独自デザインになるとしている。
今回のP1 GTRは、P1のオーナーからの要望に応えた形になり、購入者に合わせたカスタム・プログラムや、マクラーレンによる専門的なコンサルティング、さらにレーシング・シミュレーターを利用できる特典が与えられる。
なお、世界各国のF1開催サーキットで開催されるP1 GTRオーナー限定イベントに最低6回は参加できる特典も予定される。
現状は生産台数は未定となっているが、極少量の生産台数になることが予想される。
Photo by McLaren Automotive Limited.
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◆ルノー、新型メガーヌR.Sを27日に発売◆
ルノー・ジャポンは、新型メガーヌR.S(ルノー・スポール)を、 6月27日(金)に発売する。
新型メガーヌR.Sははレースやラリーなど、モータースポーツで培われたノウハウを多く取り入れ、ドイツのニュルブルクリンクで鍛えたレーシングカー直系のスポーツモデルとなる。
新型メガーヌR.Sでは、他のルノーモデル同様に新デザインのフロント・デザインを採用。
また、ブレーキのコントロール性を高めるためにスリットを排したプレーンフロントディスクを採用、ストップ&スタート機能の標準装備化、レッド・シートベルトやレッドステッチインテリアの採用など、装備・仕様が見直された。
Photo by Renault.jp
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◆ルノー、新型メガーヌ・ハッチバック/エステートGT220を発売◆
ルノー・ジャポンは、新型となるメガーヌGT220を、 6月27日(金)に発売する。ボディタイプは、従来のエステートに加え、新たにハッチバックが追加された。
メガーヌGT220は、ルノー・スポールが手掛けた高性能GTで、最高出力220馬力 / 最大トルク340N・mを発生するメガーヌR.Sと同型の2.0リッター・ツインスクロールターボ・エンジンを搭載。
これに6速MTが組み合わされ、スポーティーな走りを可能にした。シャシーもメガーヌR.Sを同じもので、専用チューニングが施される。
また、デザインも新デザインのフロントに置き換えられている。走行データを閲覧できるR.S.モニターや、ヒルスタートサポート、ストップ&スタート機能、そしてエナジースマートマネジメント機能が搭載される。
Photo by Renault.jp
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◆ジャガー、C-X17コンセプトを初公開、特別展示も開催◆
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー初となるスポーツ・クロスオーバー・コンセプト「C-X17」を日本初公開し、東京と大阪で特別展示を開催する。
C-X17は、次世代の軽量化技術である新アルミニウム製モノコック・アーキテクチャーを採用し、革新的なデザインと先進技術を盛り込み、将来のジャガーのベースとなるコンセプトモデルだ。
また、この新アーキテクチャーを採用した最初の市販モデルとして、ミッドサイズ新型プレミアムスポーツサルーン「XE」が2015年に導入予定となっている。
展示会は6月18日(水)に東京のスパイラルガーデンで開催され、今後は22日(日)、23日(月)に大阪のグランフロント大阪ナレッジプラザで開催される。
Photo by Jaguar Land Rover Japan Limited
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【企業情報】
◆ジャガー、浅間ヒルクライムに参加、当日はFタイプで出走◆
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー正規販売代理店であるジャガー青山が協賛する、浅間ヒルクライムに参加した。
浅間ヒルクライムは地域貢献と自動車文化の育成を目的に、様々な二輪・四輪車が浅間山麓をデモ走行する観光イベントで、6月14日(土)、15日(日)に開催された。
当日はジャガー・ランドローバー・ジャパン代表取締役社長のマグナス・ハンソンとマーケティング・広報部ディレクターの若林敬市が、Fタイプ・クーペと、Fタイプ・コンパーチブルをドライブし、参加者やファンに最新モデルをアピールした。
Photo by Jaguar Land Rover Japan Limited
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◆フェラーリ、フェラーリ・カヴァルケード2014がスタート◆
フェラーリは6月17日(火)、世界27カ国からフェラーリ・オーナーと90台以上のフェラーリが集結してイタリア各地を巡る第3回「フェラーリ・カヴァルケード」を、6月18日(水)から22日(日)にかけて開催する。
このイベントは世界各国のオーナーが一堂に会し、イタリアの歴史的な名所・旧跡だけではなく、あまり知られていないアートや、深い歴史を感じることができる場所、その土地のグルメなどを体験することを目的に企画された。
今回はシチリアン・カヴァルケードとなっており、シチリア島の自治体と地域観光省の協力によって実現した。
内容は古代ギリシャ・ローマ時代の歴史に焦点をあてたものとなっており、途中でレーシング・コースであるペルグーサ・サーキットに立ち寄り、走行会も予定されている。
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