STINGER レーシングナビ 7月12日号
【 レース 】
◆[NASCAR] スプリント・カップ・シリーズ 第18戦◆
7月7日(土)、米国フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第18戦「コーク ゼロ 400」が開催された。
吸気量を制限する「リストリクター・プレート」を装着し、馬力を抑えてのレースとなるデイトナでのシリーズ戦は、開幕戦に続いて今季2度目の開催となった。
決勝レースはマシンが長い隊列を作るスタイルで走行し、大きな集団になっての激しいレースが展開した。
そんな中、124周目にピットレーン入口手前でスピンしたマシンを避けようとした後続勢に混乱が発生。多くのマシンが巻き込まれる多重クラッシュが起こった。
さらに152周目にもスピンしたマシンに後続が突っ込む多重クラッシュが発生し、波乱のレースとなった。
そしてゴール直前の最終コーナーの立ち上がりで、上位勢の激しいポジション争いにより接触、スピンしたマシンに後続が次々と追突、最後まで混乱が続いた。
激しいレースとなった今大会はシボレーが好調で、トニー・スチュワートが優勝。続いてジェフ・バートンが2位を獲得し、シボレーの1-2フィニッシュを達成。3位はフォードのマットケンゼスが獲得した。
次戦、第20戦は7月15日(日)、ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。
第18戦 コーク ゼロ 400 決勝結果
順位 | 予選 | No. | ドライバー | 車種 | 周回 |
1 | 42 | 14 | トニー・スチュワート | シボレー | 160 |
2 | 20 | 31 | ジェフ・バートン | シボレー | 160 |
3 | 1 | 17 | マット・ケンゼス | フォード | 160 |
28 | 14 | 42 | ファン・パブロ・モントーヤ | シボレー | 152 |
出場ドライバー:44人
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◆[NASCAR] ネイションワイド・シリーズ 第16戦◆
7月6日(金)、NASCARネイションワイド・シリーズ第16戦「サブウェイ ハラペーニョ 250」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
レースは序盤から2台がペアとなっての「タンデム・ドラフト」走行でハイスピードなバトルが展開した。
順位がめまぐるしく入れ替わったレースは、序盤にシボレーのカート・ブッシュと実弟であるトヨタのカイル・ブッシュがペアを組んで首位に浮上。これにトヨタのジョーイ・ロガーノも加わり、3台の首位争いとなった。
レースは中盤以降もブッシュ兄弟とロガーノの争いとなったが、65周目にビッグ・ワンと呼ばれる多重クラッシュが発生。16台のマシンがクラッシュした。
このクラッシュに巻き込まれなかったカート・ブッシュとロガーノは上位をキープし走行。そして残り4周となったところで、コース上の異物によりイエローコーションとなり、グリーン・ホワイト・チェッカーで1周延長された。
ロガーノ、カート・ブッシュ、さらにリッキー・ステンハウス・Jr.、マイケル・アネットらが最後のバトルに入り、接戦の末にブッシュが優勝を飾った。
ステンハウス・Jr.は2位、アネットが3位に入った。その直後ファイナルラップの最終コーナーでオースティン・ディロンがスピンし、ディロンはスピン状態でフィニッシュラインを通過した。しかしディロンのマシンに後続車両が突っ込んでしまい、多重クラッシュが発生。レースは大混乱のなか終了となった。
次戦、第17戦は7月14日(土)、ニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。
第16戦 サブウェイ ハラペーニョ 250 決勝結果
順位 | 予選 | No. | ドライバー | 車種 | 周回 |
1 | 5 | 1 | カート・ブッシュ | シボレー | 101 |
2 | 1 | 6 | リッキー・ステンハウス・Jr. | フォード | 101 |
3 | 17 | 43 | マイケル・アネット | フォード | 101 |
31 | 3 | 7 | ダニカ・パトリック | シボレー | リタイヤ |
出場ドライバー:43人
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◆桜井孝太郎 GPシリーズ第7戦、第8戦に参戦◆
桜井孝太郎が7月7日(土)、8日(日)にイギリス、シルバーストン・サーキットで開催されたGP3シリーズ第7戦、第8戦に参戦した。
桜井は第1レースでは、セットアップが裏目に出てしまいペースを上げることが出来なかった。懸命にレースを続けたが15位でフィニッシュした。
翌日の第2レースはあいにくの雨のため、桜井はウエット・タイヤでスタート。順調に順位を上げていき、またタイヤ交換の際のピット作業も短時間で済ませてコースに復帰。
その後、一時的に順位は落としたが、再び順位を上げていった桜井はセクター1で最速タイムをマーク。終盤にハーフスピンでペースを落としたがこれもすぐに復帰し、13位でレースを終えた。
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◆黒田吉隆 イタリアF3 第4大会に参戦◆
7月7日(土)、8日(日)にイタリア、ミザノ・サーキットで開催されたイタリアF3シリーズの第4大会に黒田吉隆が参戦した。
黒田は土曜日の第10戦では、予選でのクラッシュの影響によりセッティングが不十分だったため、9位でフィニッシュした。
翌日の日曜日に行われた第11戦、第12戦。黒田は第11戦でも苦戦を強いられることになり、セットアップが完璧ではなく、その影響もあり10位でフィニッシュ。
続く第12戦では、予選でのクラッシュにより、レギュレーションで許可されている2セットのタイヤのうち1セットを失っていたため、第11戦と同じタイヤを使うことになった。
少しでもペースアップを図ろうと、チームはタイヤの左右を入れ替える作戦を指示した。しかし、これが裏目に出てしまいペースを上げることが出来ず、9位でレースを終えた。
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【 イベント 】
◆鈴鹿サーキット 「2012 Ene-1 GP SUZUKA」を8月に開催◆
鈴鹿サーキットは8月5日(日)に、国際レーシング・コースを舞台に「2012 Ene-1 GP SUZUKA」を開催する。
今大会には7月5日(木)までに各クラス合計で77のエントリーがあり、一般、学生から多くのチームが参戦する。
なお今大会からは中学生クラスが新設され、地元三重県や長野県のチームがエントリーしている。
特にPanasonicの充電式電池、EVOLTA40本を動力源にレースを行うKV-40クラスが人気となっており、また今大会の模様をUSTREAMで生中継することが決定。
イベント開始から表彰式まで、生中継され、公式ホームページより閲覧できるものとなっている。
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【 放送スケジュール 】
◆今週のレース放送スケジュール◆
フォーミュラ・ニッポン第4戦富士
放送チャンネル:J SPORTS3
7/15(日) 13:30〜17:00(生放送)
NASCAR第18戦デイトナ
放送チャンネル:日テレG+
7/14(土) 10:00〜13:00
MotoGP第9戦イタリアGP
放送チャンネル:日テレG+
7/14(日) 20:00〜23:15 全クラス予選(生放送) ※最大23:30まで放送
7/15(日) 17:45〜22:30 全クラス決勝(生放送) ※最大23:00まで放送