STINGER レーシングナビ 7月15日号
INDY R12予選決勝 R13予選/SF R3富士/MotoGP R8ドイツ予選
【 レース 】
◆[INDY] トロント レース1予選、フランキッティがポール獲得、琢磨は12番手◆
7月12日(金)、カナダのトロント市街地特設コースでインディカー・シリーズ第12戦の予選が開催された。トロントは第12戦、第13戦のダブルヘッダーで開催され、今回はレース1の予選が実施された。
予選はチップ・ガナッシ・レーシングのダリオ・フランキッティが快走し、59秒6756で今季3度目のポール・ポジションを獲得した。
2番手は元F1ドライバーで、ドラゴン・レーシングから参戦するセバスチャン・ブルデーが獲得し、自身最高位の予選結果となった。3番手にはウィル・パワーが入った。
佐藤琢磨は、予選第1ステージを3番手のタイムで通過。しかし、第2ステージでアタック中のバンプに足をすくわれ、タイヤバリアにクラッシュ。
赤旗の原因となったためベスト2ラップを没収され、予選12番手となってしまった。
トロント レース1予選 リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
1 | ダリオ・フランキッティ | Chip Ganassi Racing / ホンダ | 59.6756 |
2 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | 59.7701 |
3 | ウィル・パワー | Team Penske / シボレー | 1:00.0612 |
12 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | 1:02.3831 |
出場ドライバー:24人
Photo by Chris Owens
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[INDY] トロント レース2予選、ディクソンが初ポール獲得、琢磨は15番手◆
7月13日(土)、インディカー・シリーズ第13戦の予選が開催された。
ダブルヘッダーの今大会は、レース1、レース2で予選方式が異なり、レース2予選は2グループがそれぞれ12分間アタックを行う方式で実施された。
予選は、第2グループのスコット・ディクソンが快走し、トップタイムの58秒9686をマーク。今季初となるポール・ポジションを獲得した。
これにより、チップ・ガナッシ・レーシングが2レースともポール・ポジションを獲得し、同時にホンダ・エンジンも連続の獲得となった。
2番手はチームメイトのダリオ・フランキッティが入り、3番手はエリオ・カストロネベスが獲得した。
佐藤琢磨は第2グループで走り、1分00秒0864をマーク。ハード・タイヤで走行後、ソフト・タイヤに切り替える予定だったが、ハード・タイヤでのアタック後に電気系統のトラブルが発生。マシン・セッティングも万全でなかったため、予選15番手となってしまった。
トロント レース2予選 リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
1 | スコット・ディクソン | Chip Ganassi Racing / ホンダ | 58.9686 |
2 | ダリオ・フランキッティ | Chip Ganassi Racing / ホンダ | 59.1905 |
3 | エリオ・カストロネベス | Team Penske / シボレー | 59.1953 |
7 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | 59.5421 |
15 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | 1:00.0874 |
出場ドライバー:24人
決勝情報はこちら
Photo by Chris Jones
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[INDY] トロント レース1決勝、ディクソンが優勝を飾る、琢磨はリタイア◆
7月13日(土)、トロント市街地特設コースでインディカー・シリーズ第12戦の決勝レースが開催された。
レースはスコット・ディクソンが快走を見せ、元F1ドライバーであるセバスチャン・ブルデーと接戦を繰り広げた。
2台は終盤もバトルを続け、お互いに順位を入れ替えながらレースを展開。
最周ラップまでもつれ込んだバトルは、最終ラップにフルコース・コーションが解除されてリスタートがきられると、ここでディクソンがトップに立ち、そのまま逃げ切り優勝を飾った。
ブルデーは惜しくも2位でフィニッシュし、3位はダリオ・フランキッティとなった。
佐藤琢磨は序盤、わずか6周を走った時点でマシンから白煙が発生。その後さらにスピードの低下とミッショントラブルも発生した。原因はエキゾースト・パイプの破損で、琢磨は懸命に走り続けたが、32周を終えた時点でリタイアとなってしまった。
トロント レース1決勝リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム/差 |
1 | スコット・ディクソン | Chip Ganassi Racing / ホンダ | 1:41:17.0675 |
2 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | +1.7007 |
3 | ダリオ・フランキッティ | Chip Ganassi Racing / ホンダ | +2.9116 |
24 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | DNF |
出場ドライバー:24人
Photo by Chris Jones
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[スーパー・フォーミュラ] 第3戦富士予選、デュバルがポール・ポジション◆
スーパー・フォーミュラ第3戦の予選が、7月13日(土)に富士スピードウェイで開催された。
予選はトップ4台がコンマ1秒以内にひしめく大混戦となり、熾烈なポール・ポジション争いが展開された。
そんななか、チームを移籍したロイック・デュバルが全セッションでトップ・タイムをマークする快走をみせ、ポール・ポジションを獲得した。
2番手は自身初のフロントロー獲得となった国本雄資、3番手はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが獲得した。オリベイラはデュバルに迫る走りを見せたが、ヘアピンで僅かにミスし、ポール・ポジションを逃すことになった。
第3戦富士 予選リザルト
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム |
1 | 8 | ロイック・デュバル | トヨタ | 1:24.708 |
2 | 39 | 国本雄資 | トヨタ | 1:24.734 |
3 | 19 | J.P.デ・オリベイラ | トヨタ | 1:24.748 |
出場ドライバー:19人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[スーパー・フォーミュラ] 第3戦富士決勝、アンドレ・ロッテラーが優勝◆
スーパー・フォーミュラ第3戦の決勝が、7月14日(日)に富士スピードウェイで開催された。
レースは6番手スタートのアンドレ・ロッテラーがポジションをあげていき、優勝を飾った。ロッテラーは序盤から速さを見せ、終盤にはポール・ポジションのロイック・デュバル、松田次生と激しいバトルを見せた。
3台は接戦を繰り広げたが、デュバルはピット作業のミスでドライブスルー・ペナルティとなり、優勝争いから脱落。松田とロッテラーのバトルは、ロッテラーが松田をパスし、そのまま逃げ切り優勝を飾った。
松田は残り2周をきった時点でガス欠となり、無念のストップ。2位は追い上げてきた平手晃平が入り、3位は山本尚貴が獲得した。
次戦、第4戦は8月3日(土)、4日(日)にツインリンクもてぎで開催される。
第3戦富士 決勝リザルト
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム/差 |
1 | 2 | アンドレ・ロッテラー | トヨタ | 1:27:08.817 |
2 | 38 | 平手晃平 | トヨタ | +29.449 |
3 | 16 | 山本尚貴 | ホンダ | +32.546 |
出場ドライバー:19人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[MotoGP] 第8戦ドイツ予選、マルケスが今季3度目のポール・ポジション◆
7月13日(土)、ドイツのザクセンリンクで、MotoGP第8戦の予選が開催された。
予選はホンダ、マルク・マルケスがトップタイムをマークし、4戦ぶり、今季3回目のポール・ポジションを獲得した。この予選でマルケスは、1分21秒台を6周でマークする快走を見せ、他を圧倒する走りを見せた。
2番手はヤマハ、カル・クラッチローが獲得し、3番手もヤマハ、バレンティーノ・ロッシが獲得した。
第8戦ドイツ 予選リザルト
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
1 | 93 | マルク・マルケス | ホンダ | 1:21.311 |
2 | 35 | カル・クラッチロー | ヤマハ | 1:21.434 |
3 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 1:21.493 |
出場ライダー:21人
決勝情報はこちら。
Photo by Bridgestone Corporation.
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆鈴鹿8耐、公開合同テストでF.C.C.TSR Hondaが総合トップタイムを記録◆
7月9日(火)、10日(水)の2日間、鈴鹿サーキットで “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースの第3回公開合同テストが行われた。
今回は9日に、4メーカー合同テストが3回とスポーツ走行が3回、10日(水)にタイヤメーカー・テストが2回、スポーツ走行が3回という変則スケジュールで実施された。
テストでは、昨年の優勝チームであるF.C.C.TSR Hondaが総合トップのタイムをマークし、レベルの高さを見せ付けた。
また、他のチームやメーカーもテストをこなし、7月28日(日)の決勝へ臨むことになった。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆鈴鹿サーキット、鈴鹿8耐エントリーリストを発表◆
鈴鹿サーキットは7月11日(木)、同日までの鈴鹿8耐のエントリー・リストを公開、発表した。
昨年優勝のF.C.C.TSR Hondaはジョナサン・レイ、清成龍一のコンビで参戦。MuSASHi RT ハルク・プロは高橋巧、レオン・ハスラム、マイケル・ファン・デル・マークの3名体制で参戦する。
[STINGER]