STINGER レーシングナビ 8月1日号[鈴鹿8耐]決勝情報追加
【 レース 】
◆[SUPER GT] 第4戦SUGO S Road MOLA GT-Rが初優勝◆
SUPER GT 第4戦「SUGO GT 250km RACE」の決勝が7月31日(日)、宮城県、スポーツランドSUGOで開催された。
レースはポール・ポジション・スタートのS Road MOLA GT-R 柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組がリードを広げ、2位以下を大きく引き離した。
その後、2位のDENSO SARD SC430に20秒以上の差がつけ、後半もその差を縮めることなくトップでチェッカーを受け、見事ポール・トゥ・ウィンでGT500クラス初優勝を飾った。
続いて2位を死守したDENSO SARD SC430 石浦宏明/井口卓人組がチェッカーを受け、3位にはホンダのEPSON HSV-010 道上龍/中山友貴組が入賞した。
GT300クラスでは、予選3位スタートのSG CHANGI IS350 折目遼/アレキサンドレ・インペラトーリ組がチーム初優勝を果たし、インペラトーリにとって初のSUPER GT優勝となった。
第4戦 SUGO 決勝リザルト
GT500
順位 No. マシン ドライバー タイム/差
1 46 S Road MOLA GT-R 柳田/クインタレッリ 1:33’14.162
2 39 DENSO SARD SC430 石浦/井口 +22.360
3 32 EPSON HSV-010 道上/中山 +23.854
GT300
順位 No. マシン ドライバー タイム/差
1 14 SG CHANGI IS350 折目/インペラトーリ 1:33’14.532
2 74 COROLLA Axio apr GT 新田/国本 +28.729
3 43 ARTA Garaiya 高木/松浦 +33.138
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◆スーパー耐久 第2戦 “SUPER TEC” アウディR8LMSが総合優勝◆
富士スピードウェイで7月23日(土)、24日(日)に「カーズ2公開記念 SPECIAL RACE スーパー耐久シリーズ2011 第2戦 SUPER TEC」が開催された。
決勝レースには38台が参戦し、アウディR8LMSが総合優勝を達成した。
大会には、松田次生と平手晃平がゲストで来場し、決勝レースをドライバーの視点から解説したほか、コースバスツアーのガイドやトークショーも実施された。
また決勝当日には東京中日スポーツとの共催で、日本レース写真家協会(JRPA)と株式会社ニコン、株式会社ニコン・イメージングジャパンの協力のもと、アマチュアカメラマン対象の撮影講習会も実施された。
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◆鈴鹿8耐 最終予選トップ10トライアルが中止に◆
7月30日(土) 鈴鹿サーキットにて「2011 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦”コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第34回大会」の最終グリッドを決める「トップ10トライアル」が30日(土)に行われる予定になっていた。
しかし、当日は直前に行われたフリー走行終了5分前に激しい雨が降り出し、やむなくトップ10トライアルは中止となった。
その後、トップ10トライアルの代わりに各チームの第1ライダー、第2ライダーごとにタイムアタックのための予選走行枠が20分ずつ設けられ、予選走行が開始された。
ポール・ポジションはヨシムラSUZUKI Racing Team 加賀山就臣/J.ウォーターズ/青木宣篤が獲得、第1ライダーセッションの終盤に加賀山が2分8秒001を出し、ポール・ポジションを獲得した。
続く2番手はMONSTER YAMAHA -YART 中須賀克行/G.ジャバニ/I.ジャーマンが獲得。3番手にはMuSASHi RT HARC-Pro. 高橋巧/玉田誠/岡田忠之が入った。
鈴鹿8耐 最終予選リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム
1 12 加賀山/ウォーターズ/青木 スズキ 2:08.001
2 7 中須賀/ジャバニ/ジャーマン ヤマハ 2:08.025
3 634 高橋/玉田/岡田 ホンダ 2:08.162
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◆鈴鹿8耐 決勝 F.C.C. TSR Hondaが鈴鹿を制し優勝◆
7月31日(日)、鈴鹿サーキットで「2011 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第34回大会」の決勝レースが開催された。
今年の鈴鹿8耐は東日本大震災への配慮から、節電を目的にスタートの時間が1時間早く、チェッカーも1時間早くなり名物のナイトランがないレースとなった。
レースは序盤、F.C.C. TSR Hondaの清成龍一が首位に立ち、レースをリード。これにヨシムラSUZUKIRacingTeamの加賀山就臣らが続いた。
しかし17周目、清成がヘアピンでスリップダウンし、すぐに復帰するも加賀山に首位を奪われてしまった。
清成はピットインはせず、猛追でレースを続け21周目に再び首位を奪還。26周目のピットインで左クラッチレバーの破損が確認されるも修復はせず、秋吉耕佑に交代してレースを続行した。
その後、秋吉はピットインで落とした順位を取り戻す為、ハイペースで走行。首位を奪い返すと独走態勢を築いた。
レースは中盤以降もF.C.C. TSR Honda、ヨシムラSUZUKIRacingTeam、MuSASHi RT HARC-Pro.の三つ巴のバトルが展開し、首位が何度か入れ替わる状況が続いた。
レースが残り1時間をきり、首位を走行する清成は2分10秒台にタイム上げ、2位の加賀山、3位の玉田誠を引き離し、午後6時30分にトップでチェッカーを受け、優勝を飾った。
F.C.C. TSR Hondaは217周を走りきり、この勝利で清成と伊藤真一は鈴鹿8耐での勝利数を4に伸ばし、歴代2位を記録。
また44歳の伊藤は、最年長優勝ライダーという記録も達成した。
鈴鹿8耐 決勝リザルト
順位 No. ライダー マシン 周回/差
1 11 秋吉/伊藤/清成 ホンダ 217周
2 12 加賀山/ウォーターズ/青木 スズキ +38.765
3 634 高橋/玉田/岡田 ホンダ +1:31.162
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◆鈴鹿4耐 海外チームのBoon Siew Honda Racing Malaysiaが優勝◆
鈴鹿4時間耐久ロードレースが7月30日(土)、鈴鹿サーキットで開催された。
今年は50台のエントリーを集め、49台が決勝に進んだ。
レースは日本モータースポーツ協会が推進するアジア選手の参加推進の一環として参戦したBoon Siew Honda Racing Malaysia、アズラン・シャー・カマルザマンとモハメド・エミール・フィダウス・ビンハサン組が優勝を飾った。
2人はアジア選手権SS600に参戦しており、アズランはアジア選手権ランキング2位、エミールは今年からSS600にステップアップしている。
決勝ではカマルザマン、ビンハサンは終始上位グループを走行し、常に安定したペースで走行を続けた。
そして終盤、2位を走行していたカマルザマンは、猛烈な追い上げで首位をパスするとトップに浮上。
そのまま首位を守りきり見事優勝。初の海外参戦の2人が鈴鹿4耐を制した。
鈴鹿4時間耐久ロードレース 決勝リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム
1 25 カマルザマン/ビンハサン ホンダ 4:01:38.151
2 10 小島一浩/佐藤太紀 ホンダ 4:01:46.340
3 75 小倉章太郎/佐藤啓誘 ヤマハ 4:02:04.263
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【 イベント 】
◆NISMO FESTIVAL 2011が開催◆
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)は12月4日(日)に富士スピードウェイで、毎年恒例のNISMO FESTIVALを開催する。
15回目となる今回はSUPER GTのGT500マシンや、グループAカー、グループCカーが登場。
また日本グランプリで活躍したニッサンR380からR383。さらにEVレーシングカーのリーフ NISMO RCも登場する。
レーシング・コースでは、デモンストレーション走行や、SUPER GTをはじめとする各カテゴリーの車両によるオールスターバトルが開催される。
これら以外にもユーザー参加型イベントであるヒストリックカー・エキシビション・レースなど、数多くのイベントが実施される。