STINGER モーターナビ 8月21日号
マクラーレンP1 GTRコンセプトを公開/フェラーリ250GTOが39億円で落札
【新車】
◆マクラーレン、マクラーレンP1 GTRデザイン・コンセプトを公開◆
マクラーレン・オートモーティブは8月19日(火)、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで、マクラーレンP1 GTRデザイン・コンセプトを初公開したことを発表した。
マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が製造するP1 GTRはサーキット専用モデルとなり、ボディはエアロダイナミクス性能が高められ、さらにスリック・タイヤの採用や、低く固定されたライドハイト、大型の固定式リアウィングにはF1でもおなじみのDRS(ドラッグ・リダクション・システム/可変リヤウイング)が搭載される。
さらにDRSとIPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)連動のパワー・デリバリーの向上、ERS(エネルギー回生/昨年までのF1で言うところのKERS)スタイルのプッシュ・トゥ・パス・システムなど、各機能が相互に作用することで、サーキットで最高の性能を発揮する。
また、P1 GTRドライバー専用のトレーニング・プログラムも行われ、専門家によるトレーニングや能力育成、マクラーレンのレーシング・シミュレーターの使用などが予定されており、受講する全てのドライバーが、精神面と肉体面の両面からP1 GTRの能力を最大限に発揮できるようになることが目的となる。
Photo by McLaren Automotive Limited
———————————-
【企業情報】
◆フェラーリ、フェラーリ250GTOが史上最高額の約39億円で落札◆
8月14日(木)、米国の自動車オークションに、1962年型の「フェラーリ250 GTO」(シャシーナンバー:3851GT)が出品された。
この250GTOは当時、19台目の車両として製造され、元F1ドライバーのジョー・シュレッサーが所有していたもので、いくつかのレースに参戦した。
納車時のカラーリングは、薄いメタリック・グレーのボディにフランス国旗をイメージしたレッド、ホワイト、ブルーのセンター・ストライプを配していた。
その後、マシンはイタリア人コレクターの手に渡り、現在は鮮やかなレッドに塗り替えられている。
出品された250GTOは瞬く間に価格をあげ、最終的にこれまでの最高落札価格の記録を塗り替える3,811万5,000ドル(約39億円)というで驚愕の値段で落札された。
Photo by Ferrari S.p.A.
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆ホンダ、HondaJetの設計者が日本人初の「ケリー・ジョンソン賞」を受賞◆
ホンダは8月20日(水)、HondaJetの設計者で開発責任者でもある、ホンダ・エアクラフト・カンパニー社長の藤野道格が「ケリー・ジョンソン賞」を受賞したことを発表した。
米国の学術団体「SAEインターナショナル」が主催するケリー・ジョンソン賞は、航空機や宇宙船における革新的な設計・開発に多大な貢献をした個人に贈られる賞となっている。
今回の受賞は日本人初の快挙で、「HondaJetの独創的な主翼上面エンジン配置形態など先進技術の研究開発を通じて、航空宇宙工学における学門的知見の発展に貢献した。」と評価され、日本人初の受賞となった。
授賞式は、9月22日(水)から24日(木)に、シアトルで開催されるSAE 2015 AeroTech Congress & Expositionで行われる
[STINGER]