STINGER レーシングナビ 8月27日号
◆トヨタ・レーシング TS030がシルバーストンで予選3位を獲得◆
6月のル・マン24時間レースでのTS030ハイブリッド。今後はハイダウンフォース仕様で残りの全大会に参戦する。
8月25日(土)、イギリスのシルバーストン・サーキットでWEC(世界耐久選手権)第4戦シルバーストン6時間レースの予選が行われた。トヨタ・レーシングとTS030は快走をみせ、予選3番手を獲得。決勝はグリッド2列目から挑むことになった。
金曜日に行われた公式練習では、各ドライバーがシルバーストン向けにセットアップされたマシンで練習走行を行った。
今大会からTS030には新しい空力パッケージが装着され、ル・マンよりも高いダウンフォースを発生させるようになっており、今後の大会は全てこの仕様となる。マシンは順調に走行し、新しい空力パッケージも好調だったが、突然電気系にトラブルが発生。練習走行はその時点で終了となった、
そして予選当日は、スタート前に行われた3回目の公式練習でGTクラスのマシンとTS030が接触。ダメージを負ったものの予選前にマシンは修復された。
迎えた予選はニコラス・ラピエールがステアリングを握り、午後に降った雨により、ドライとウエットが混在するコンディションのなかトップタイムをマークした。その後もラピエールは快走を続け、ライバルと激しいタイムアタックを繰り広げたが、惜しくも僅差で予選3番手となった。
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◆[INDY] 第13戦ソノマ予選 ウィル・パワーが新レイアウトでポール・ポジション◆
8月25日(土)、米国、カリフォルニア州のソノマ・レースウェイでインディカー・シリーズ第13戦の予選が開催された。今年から新しいコース・レイアウトに変更されたソノマだったが、この日の予選はシボレー勢が圧倒的な強さを見せた。
予選はウィル・パワー、ライアン・ブリスコーのチーム・ペンスキーの2台と、ドラゴン・レーシングのセバスチャン・ブルデーの3台が激しいタイム争いを展開。
3台の激しいバトルは、僅差でパワーがトップタイムをマークしてポール・ポジションを獲得し、さらにブリスコーも2番手を獲得してチーム・ペンスキーの1-2体制で決着した。ブルデーも3番手を獲得し、上位3台のみが1分17秒台を記録する激戦だった。
佐藤琢磨は今大会、セッティングのまとめ上げに苦しみ、苦戦を強いられた。
懸命に予選に臨んだ佐藤だったが、不調から抜け出すことはできず予選24番手となった
第13戦ソノマ 予選リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
1 | ウィル・パワー | Team Penske / シボレー | 1:17.2709 |
2 | ライアン・ブリスコー | Team Penske / シボレー | 1:17.4347 |
3 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | 1:17.7497 |
12 | ルーベンス・バリチェロ | KV Racing / シボレー | 1:18.9788 |
24 | 佐藤琢磨 | R・L・L・Racing / ホンダ | 1:19.2821 |
出場ドライバー:27人
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◆[INDY] 第13戦ソノマ決勝 ライアン・ブリスコーがソノマで勝利◆
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◆[MotoGP] 第12戦チェコ予選 J・ロレンソがポール・ポジションを獲得◆
8月25日(土)、チェコのブルノサーキットでMotoGP第12戦、チェコGPの予選が開催された。
今大会の予選はヤマハ勢が快走を見せ、ポール・ポジションはホルヘ・ロレンソが獲得した。
ロレンソはチャンピオンとなった2010年にもチェコで勝利しており、今回も相性の良さを発揮する走りをみせてトップタイムの1分55秒799をマークした。
さらにロレンソは序盤にヴァレンティーノ・ロッシが2009年に達成したポール・ポジション記録を0.01秒更新し、新記録を樹立した。
続く2番手もヤマハのカル・クラッチローが獲得し、ヤマハが1-2体制を築いた。これにホンダのダニ・ペドロサが3番手と続いた。
第12戦チェコ 予選リザルト
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
1 | 99 | ホルヘ・ロレンソ | ヤマハ | 1:55.799 |
2 | 35 | カル・クラッチロー | ヤマハ | +0.196 |
3 | 26 | ダニ・ペドロサ | ホンダ | +0.528 |
6 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ドゥカティ | +0.936 |
出場ライダー:19人
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◆[MotoGP] 第12戦チェコ決勝 ダニ・ペドロサが今季3勝目を達成◆
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◆[全日本ラリー選手権] 第6戦 インプレッサの勝田範彦が今季3勝目◆
全日本ラリー選手権シリーズ第6戦、「第48回大阪電通大チャリティーラリー」が8月24日(金)から26日(日)にかけて京都府 京丹後市で開催された。
全国から36台が参戦して開催されたラリーは、インプレッサの勝田範彦が優勝。今季3勝目を達成した。
次戦、第7戦は北海道に舞台を移し、「RALLY HOKKAIDO 2012」が9月14日(金)から16日(日)にかけて開催される。
第6戦 総合結果
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
1 | 勝田範彦 / 足立さやか | ラック名スバルSTI DLインプレッサ | 56分57秒7 |
2 | 奴田原文雄 / 佐藤忠宜 | ADVAN PIAA ランサー | +2秒7 |
3 | 高山仁 / 河野洋志 | DL☆MOTY’S☆ハセプロランサー | +30秒5 |
出場マシン:36台
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◆[SUPER GT] 第6戦 富士GT300kmが9月に開催◆
SUPER GT第6戦、”富士GT300kmレース”が9月8日(土)、9日(日)に富士スピードウェイで開催される。シーズンも終盤に入った第6戦、今後を占う重要なレースのために各チームの動向や優勝争いに多くの注目が集まるラウンドとなる。
期間中は場内に「特設キャンプエリア」が設置され、富士スピードウェイ内に宿泊することができるほか、予選レビュー鑑賞会も実施される。
第5戦鈴鹿 吉本大樹ショートレポート
8月18日(土)、19日(日)に開催されたSUPER GT第5戦、「International Pokka 1000km」に吉本大樹がtriple a vantage GT3で参戦した。
予選の全セッションでトップタイムをマークする快走でポール・ポジションを獲得した吉本だったが、予選終了後に燃料タンクの違反が発覚、タイムは抹消されてしまった。
そのために決勝は最後尾からのスタートを余儀なくされたが、決勝では脅威の追い上げをみせ、順調に順位を上げていった。レース終盤にはパワーダウンするアクシデントにも見舞われたが、逆境を乗り切り見事に大逆転優勝を達成した。
吉本大樹コメント
「言葉にならないくらいに嬉しいです!今回は全セッショントップでいく位の意気込みでいました。実際非公式ではありますが、全セッショントップでした。これほどまでに好調であったのは完璧なマシンを用意してくれたチームと、ヨコハマ・タイヤさんが最高にこの1000㎞にマッチしたタイヤを作ってくれたからです。これまで勝てるパフォーマンスはありました。そして今回、やっとそれを実現できました。しかもこの1000㎞で!」
「4戦を終えて2戦ノーポイントという厳しい状況にありましたが、今回の勝利でランキングでもトップに上がることができました。単なる一勝ではなく、もっと大きな意味をもつ一勝だったと思います。」
「マシンはボロボロになってしまいましたし、メカニックは修復に大変だと思います。ウエイトもどっさりと乗っかり、楽な展開にはならないと思いますが、しっかりとポイントを頂きにいきたいと思います。チャンピオンシップ争いに戻ってくることができたこのチャンスは絶対に生かします!」
※SUPER GTのレース内容はこちら
◆[SUPER GT] 第5戦 鈴鹿予選 S Road REITO MOLA GT-Rがポール・ポジション◆
◆[SUPER GT] 第5戦 鈴鹿決勝 S Road REITO MOLA GT-Rが優勝◆