星野一義の新しい世界(イラスト/写真展「Strada」)
佐原画伯と力作たち。
作品を前に談笑する星野一義さんと北野元さん。左は浜島裕英さん。16日のオープニングパーティで。
これまで、あまたの記事で紹介されつくされたはずの日本一速い男、星野一義を通じて新しい世界が見える。
六本木の飯倉交差点近くの『アクシス』地下一階で、12月17日から22日まで開催される「Strada」、イタリア語で『道』を意味するが、柔道、剣道のような、モーターレーシング道も意味していると思える素晴しい展示だ。
バイク時代から始まる星野一義さんの半生。隆盛を究めた富士GCや、鈴鹿でのヨーロッパ勢からのトップチャレンジャーとのバトル、もちろん1976年に初めて日本にやってきたF1や、凄まじい闘いを演じたグループCカーやシルエットフォーミュラなど。
「2月からこのために描いた」のはイラストレーターの佐原輝夫さん。モーターレーシングへの造詣の深さを感じさせるこだわり抜いた素晴しい作品が並んでいる。
この企画の深さを増しているのは、佐原さんに創作を提案したのが、同時開催のモノクロ写真を撮影したカメラマンの原富治雄さんというシチュエーションだ。「イラストは、写真では現せないものが期待できる」という原富治雄さん真摯な思いが、会場にあふれている。
開場は、10時から19時。同じ名前のイラスト/写真集は、三栄書房書房から発売される。
◆「Strada」
12月17日(土曜日)〜22日(木曜日)
会場:AXISビル地下一階・シンポジア
港区六本木5ー17ー1 B1
主催:オフィスF&H
協賛:株式会社ブリヂストン
アクセス:http://www.axisinc.co.jp/#accessmap