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新居トヨタTCD木曜日会見全録 シンガポールGP

◆リヤ周りの空力を、サスも含めて、かなり変えた!
新居章年技術コーディネーション担当ディレクター(以下、新居) シンガポールということで、そして次が鈴鹿、日本グランプリであるということで、クルマは大幅にアップデートして参りました。ここと、そして次の鈴鹿は、ぜひ、いい結果を残したいと思ってます。

では、そのアップデートは何かということですが、まず空力。今年の場合、空力のアップデートをやったといっても、クルマがあんまり(見た目上は)変わらないということが多いと思いますが、でも今回は(内容的に)かなり(変更を)やってきてます。

そして、エアロ(の変更)をやるために、足回りも変えなくてはいけないということで、リヤのサスはいじってきてます。ですから、リヤ周りの空力は、けっこうコツコツとやってきたつもりではあります。

このシンガポールのサーキットは、ダウンフォースだけあればいいというサーキットなので、それ(今回の変更)がどれだけ効果があるものかというのは……ここは、ウイングを立てればそれで済んでしまうという場合もあるのでね(笑)。

ただ、(今回の新仕様は)鈴鹿なんかには、すごく”合ってる”と思ってます。もともと、鈴鹿をひとつのターゲットとしてクルマのアップデートをやってきてまして。でも、ここと鈴鹿は1週間しか違わないので、だったら、1週間早く(新パーツを)持って来いよということで、ここシンガポールに持ってきました。

ここで、クルマがちゃんとできているということを確認して、次の鈴鹿では、もっといいところを(狙いたい)と思ってます。

◆”鈴鹿仕様”を前倒しで、ここに投入!
—-ということは、表現を変えると、鈴鹿で使いたいパーツや仕様を、このシンガポールで試しておきたい?
新居
 いえ、そう言ってしまったら、シンガポールの人たちに申し訳ないですから、そうは言いませんけど(笑)。

—-サーキットの性格としては、ここと鈴鹿はだいぶ違う?
新居 違います。鈴鹿は中・高速のコーナーが多くて、一方ここは”ストップ&ゴー”みたいなとこですのでね。求められる空力の特性も変わってくるので、そういう意味では(新仕様は)鈴鹿の方が合ってると思ってます。ここはほんと、ダウンフォースがあれば走れますのでね。

まあ、下(路面)の舗装という問題はあって、去年はだいぶ跳ねましたので、そういう方への対策は必要なんですけど。
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—-もうコースは歩いた?
新居
 いえ、さっきはあまりに暑いので、ちょっとメゲまして(笑)。まあ、ナイト・レースだから夜歩いた方がよくわかるかなと自分にイイワケしまして。ですから、日が暮れかかって、まだ明るいうちに歩き出そうと思ってます。

—-空力のアップデートで、フロント部分は?
新居
 当然、フロント・ウイングでも今回試そうと思っているものがありますし。リヤもね、鈴鹿では使わないんですが、ハイ・ダウンフォース仕様のウイングがあります。そして、リヤサスをいじったということは、その部分の仕様も変わっているということです。

—-リヤサスを変更したという理由は?
新居
 それは「エアロ」です。エンジン・カバーも変わってます。まあ、パッと見て驚くような変わり方ではないですけどね。

—-ディフューザーは?
新居
 フロアは、変わった変わったとあまりいわないようにしてるんですけど(笑)、変わってますね、ハイ。

—-今年、一番大きく変わったと考えていいですか?
新居
 はい、鈴鹿のための”前倒し”ですね。

—-予定を変えて、前倒しして変更したという理由は?
新居
 それは、1週間しかないですから。鈴鹿に初めて持っていけば、鈴鹿スペシャルとか日本グランプリ・スペシャルとかいえるんですけど、ここで使っちゃったら、それはいえない(笑)。でも、いいものはできるだけ早く(投入したい)ということで、(ここに)持ってきました。

◆ここはエンジンの「感度」は高くないサーキット
—-エンジンについては?
新居
 ここは、エンジン「感度」が低いとこですから、もちろんプラクティスと決勝ではエンジンは換えるとか、そういういつもやってることはやりますけど、特別なことは、ここでは何もしません。
あ、「感度」というのは、馬力の変化に対してのラップタイム変化の割合、これが低い(影響が少ない)ということです。

—-ここは、決勝がナイト・レースになっていて、奇妙な時差があるという感じのグランプリですよね?
新居
 そうですね、ですからウチの場合は、基本的にドイツの時間で動いてます。ただ、そうはいっても日射しが明るいので、朝はどうしても早く目が覚めてしまいますね(笑)。
チームにしても(シンガポール時間の)午後の3時に集合とか、そういうスケジュールで動いてますね。

天気予報ですが、明日の最初のセッション中が31〜29度。プラクティス2が29〜26度。おそらく雨はなくて、風も弱い。
土曜日は、P3が29〜27度。クォリファイが27〜25度。雨は、午後に降りそうなんですけど、でも日が陰ってからは大丈夫であろうという予報になってます。

日曜日は、レース時間中は28〜26度。雨は、昼間に少し降りそうですけど、夜は降水確率が下がってくる。そういう予報ですね。風は、だいたい南からで、3日間ともそんなに強くないというか、気になるレベルではない。そんなところです。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】
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