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トヨタTS040 HYBRID圧勝!!

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WEC開幕戦を圧勝したトヨタTS040 HYBRID。手前が優勝のゼケン8。、向こうが、ポールポジションを奪った中嶋一貴組。

F1GP第4戦中国GPの興奮さめやらぬ同日の4月20日、イギリスGPの舞台としてお馴染みのシルバーストン・サーキットで、WEC(世界耐久選手権)の開幕戦が行なわれ、予選でポールポジションを奪ったトヨタTS040 HYBRIDが、1-2フィニッシュを決めた。

レースは、何度か雨に晒され、残り1時間のところで、酷くなる雨の中でセフティカーが出動、雨足が弱まらないとの判断から、残り30分を切ったところで赤旗が提示され、レースは終了した。

2014世界耐久選手権は、王者アウディR18 e-toron quattroに、復活するポルシェ919Hybridがどう絡むか、F1からマーク・ウェバーもポルシェのドライバーとして戦列に加わり、闘いが注目された。

しかし、フタを開けると、TS040 HYBRIDを投入したトヨタの独り舞台のようだった。土曜日に行なわれた予選では、ポールポジションを中嶋一貴組が奪うと、序盤こそアウディが迫っていたが、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トルルイエというルマンを何度も制覇しているベテランが相次いでクラッシュする荒れた展開となり、トヨタTS040 HYBRIDが圧勝、シルバーストンの雨空に君が代が鳴り響いた。

F1から転身したマーク・ウェバー組のポルシェ919Hybridは3位に食い込んだ。

また、総合6位、LMP2クラス2位に、松田次生が入り、総合2位の中嶋一貴に続いて表彰台に上った。

次のWEC第二戦は、5月3日にベルギーのスパ・フランコルシャンで行なわれる。10月12日には、8戦中の第五戦として富士スピードウェイが予定されている。

第1戦シルバーストン 決勝リザルト
順位 クラス ドライバー チーム / エンジン ラップ
1 LMP1 デビッドソン / ラピエール / ブエミ トヨタ・レーシング / トヨタ 167
2 LMP1  ブルツ / サラザン / 中嶋 トヨタ・レーシング / トヨタ 166
3 LMP1 ウェバー / ベルンハルト / ハートレイ ポルシェ / ポルシェ 165
4 LMP1 ハイドフェルド / ベシェ / プロスト レベリオン / トヨタ 159
6 LMP2 松田次生 / ブラッドレー / ホウソン KCMG / 日産 152
7 GTE Pro マコウィッキ / ホルツァー/ リエツ チームマンタイ / ポルシェ 147
10 GTE Pro ヴィランダー / ブルーニ AFコルセ / フェラーリ 147
11 GTE Pro リゴン / カラド AFコルセ / フェラーリ 146
16 GTE Am ラミー / ダララナ / ナイギャルド AMR / アストンマーチン 144
21 LMP1 ロッテラー / トレルイエ / ファスラー チームヨースト / アウディ リタイヤ
24 LMP1 デュマ / ヤニ / リーブ ポルシェ / ポルシェ リタイヤ
26 LMP1 クリステンセン / デュバル / ディグラッシ チームヨースト / アウディ リタイヤ
※日本チーム、日本人ドライバー、F1経験ドライバー、スーパーGTドライバーのリザルトを掲載しています。

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