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フォース・インディア「VJM06」解説&スペック

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「VJM06」解説

段付きノーズとともに、ハンマーヘッド・シャークのような、カーボンファイバーむき出しのノーズフィンで目を引いた昨年型から、大きくイメージをかえて登場した。

しかし、スペック的には、車両重量が2kg重くなっただけ。それも、コンストラクション変更で2kg重くなったピレリのタイヤの影響だから、データ上では中身は同じといえなくもない。

それよりこのマシンのシートに座るドライバーが気になる。契約を締結しているのは、シーズン開幕まで1カ月半になろうという段階で、ポール・ディ・レスタの一人だけ。残りの一人がもし、ジュール・ビアンキだとすると、フェラーリのサード・ドライバーに、可夢偉がすわるのではないか、という噂が、フォース・インディアがニューマシンのVJM06を発表した段階で存在しているからだ。

もともと、フォース・インディアは、何かと可夢偉と因縁深い。一昨年チームのテクニカル・ディレクターだったジェイムス・キーは、元フォース・インディアだったし、トロロッソとともに、ライバルのひとつが常にフォース・インディアだった。

ジェイムス・キーがテクニカル・ディレクターを務めていた2009年には、ベルギーGPでポール・ポジションからトップを快走、結果は2位だったが、ジェイムス・キーの才能を世に知らしめた。

この年から、彼らの強みになっているのは、そのまま、ザウバーに乗っていた可夢偉を悩ませたパワフルなメルセデス・エンジン。今年もそのパワーを利して、ストレート・スピードでタイムを稼ぐマシンは、フロントがプッシュロッド、リヤがプルロッドのオーソドックスなサスペンションで2013年を闘う。

【STINGER / Text by 山口正己】

■マシンスペック
型式:VJM06
モノコック:カーボンファイバー・コンポジット
サスペンション(前):アルミ製アップライト/プッシュロッド式トーション・スプリング独立型縣架サスペンション/ダンパー&アンチロールバー
サスペンション(後):アルミ製アップライト/プルロッド式トーション・スプリング独立型縣架サスペンション/ダンパー&アンチロールバー
全高:950mm
全長:5100mm
重量:642kg(ドライバー込み)
ホイール:BBS製サハラ・フォース・インディア専用ホイール
エンジンメーカー:メルセデスAMG ハイ・パフォーマンス・パワートレーンズ/V8/2.4ℓ
KERS:メルセデスAMG ハイ・パフォーマンス・パワートレーンズ
トランスミッション:マクラーレン・レーシング 7速セミ・オートマチック e-シフト
潤滑油:モービル1
スパークプラグ:NGK
クラッチ:APレーシング カーボンクラッチ
タイヤ:ピレリ
ブレーキシステム:APレーシング
ブレーキ:ブレンボ
ダンパー:ペンスキー

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