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ハミルトンvsフェッテルの迫真バトル!!–2017F1GP

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5月14日日曜日、バルセロナのカタルニア・サーキットで行なわれたヨーロッパ・ラウンドの初戦スペインGPは、素晴らしく中身の濃いレースだった。

予選から先陣争いを展開したルイス・ハミルトンとセバスチャン・フェッテルの熱い闘いをハミルトン+メルセデスが制圧、ハミルトンは今期2勝目、F1通算55回目の優勝を飾った。


スタートで予選2番手のフェッテル+フェラーリが前に出て、レースをリードしていた。タイヤ交換を終えたフェッテル+フェラーリがコースに戻ったところがハミルトン+メルセデスの目の前。2台は軽く接触するリスキーな場面も見られる手に汗握るバトルにルイス・ハミルトンが競り勝った。

スタート直後の1コーナーで、レースの行方を決める混乱が起きていた。3番手でコーナーに入った予選4位のキミ・ライコネンのフェラーリが、右にいたマッサ+ウィリアムズに軽く接触、左に弾かれた形のライコネン+フェラーリがさらに左にいたフェルスタッペン+レッドブルをはじき出す形で、2台はそこでレースを終えた。

ライコネン+フェラーリが消えたことで、フェッテル+フェラーリは単独となり、中盤、ボッタス+メルセデスがタイヤ交換を遅らせてフェッテルの進路を閉ざしてハミルトンに加担できたが、フェラーリにはそれができなかった。

今シーズン、間違いなく進境著しいフェラーリに、ハミルトンはシーズン前から警鐘を鳴らしていたが、メルセデスは明らかにフェラーリのプレッシャーを感じていることが、フェッテルとの攻防でハミルトンが前に出た時のメルセデスのピットガレージの喜びようが証明していた。さらに、それが伝播してボッタス+メルセデスのエンジントラブルにつながったという見方もでき、メルセデスとフェラーリの差がさらに縮まったことが浮き彫りになるレースだった。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが、3強6台に続く7番手グリッドを得て注目されたが、スタート直後の1コーナーでマッサと接触してコースから押し出され、大きく後退。追い越しが難しいコースで下位にひっかかり、終盤、ウィリアムズ2台を続けざまに軽々とオーバーテイクしてみせたものの、12番手に終わった。

一方のストフェル・ヴァンドーンは、実に冷静なレース巧者であるベルギー人には珍しく、後ろから追い越しにかかったマッサに気付かずに寄せる形で接触、右前輪のサスペンションを壊してリタイアを喫した。

次のF1GPは2週間後のモナコ。5月28日に決勝レースが行なわれる。

◆2017F1GP第5戦スペインGP結果
 1. ハミルトン+メルセデス
 2. フェッテル+フェラーリ
 3. リカルド+レッドブル
 4. ペレス+フォースインディア 
 5. オコン+フォースインディア
 6. フルケンベルグ+ルノー
 7. ウェーレイン+ザウバー
 8. サインツ+トロロッソ
 9. クビアト+トロロッソ
10. グロジャン+ハース
11. エリクソン+ザウバー
12. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
13. マッサ+ウィリアムズ
14. マグヌッセン+ハース
15. パーマー+ルノー
16. ストロール+ウィリアムズ
※以下、リタイア
17. ボッタス+メルセデス
18. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
19. フェルスタッペン+レッドブル
20. ライコネン+フェラーリ


[STINGER]
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA
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1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
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1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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