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中嶋一貴、トヨタからWECに参戦!

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2012年シーズンからFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するトヨタが起用ドライバーを発表した。

発表されたのは、アレックス・ブルツ(37歳/オーストリア)、ニコラス・ラピエール(27歳/フランス)そして、中嶋一貴(26歳)の3人。

トヨタは、2012年を”学習の年”としているが、ベテランのA.ブルツともども、車両開発能力の一貴に期待が集まっている。

また、ケルンのTMG(TOYOTA Motorsport GmbH:トヨタ・モータースポーツ有限会社)では、F1時代にノウハウを蓄積したシミュレーターの活用の予定しており、来年初に予定されている初回テスト(場所は未定)で、トヨタが開発するハイブリッドシステム搭載のレーシングカーをドライブする予定。

アレックス・ブルツのコメント。
「耐久レースは大好きで、子供の頃からルマンは楽しみのひとつ。トヨタが参戦していた頃、GT-Oneは実に魅力的だったことをよく覚えている。ニコラスや一貴と共にメンバーの一員となれたことも非常にうれしい」。
「一貴はドライバーとしても一個人としても非常に評価している」。
「トヨタが先進技術で挑戦することに興奮を覚え、この領域での多くの経験が優位に働くことを望んでいる」。

ニコラス・ラピエール
「一貴とはGP2で競い合った仲だが、彼は本当に速いドライバーであるし、良いチームプレイヤーであるが、これも耐久レースでは極めて重要だ」。
「アレックスは2度のルマン優勝経験者で我々にとっては彼が”基準”。チームの結束力を作ることもできる人だと思う。チームとして共に戦うのを楽しみにしている」。

中嶋一貴
「WECへの参戦プロジェクトの一員に選ばれ、大変光栄である。有名なルマンへの挑戦は自分にとっても新しいものだが、これまでの経験を生かしたい。アレックスとはF1でいっしょに仕事をしたし、ニコラスとはGP2で競い合った仲。またいっしょに仕事ができるのが待ち遠しい」。

1985年生まれの中嶋一貴は、1987年に日本発のフルタイムF1ドライバーとして知られる中嶋悟さんの長男。1996年にカートレースにデビュー、2006年にF3ユーロシリーズ参戦から海外に飛翔し、2007年にはフランスのDAMSからGP2に参戦するとともにウィリアムズテストドライバーとして登録され、その年の最終戦ブラジルGPでF1にデビューした。2008と2009年をウィリアムズでF1GPをたかい、2011年は、フォーミュラ・ニッポンとSUPER GTに参戦していた。

ちなみに、2007年F1GP最終戦でステアリングを握ったのは、今回発表されたアレックス・ブルツのマシンだった。

中嶋一貴は、[STINGER]の電話に以下のように答えた。
「シリーズ全部に出るかどうか分からないですが、今年のロッテラーのように(ロッテラーは、フォーミュラ・ニッポンに参戦しながら、途中欠場してアウディのワークスドライバーとしてルマンに挑戦して優勝している)なると思います」。

2012年の中嶋一貴は、フォーミュラ・ニッポンとスーパーGTにフル参戦するのと並行して、WECにチャレンジする。

[STINGER]

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