トロロッソ・ホンダ、Q3進出も視野!!–F1日本GPフリー走行初日のホンダ
火曜日にソチから日本に到着したトロロッソのトスト代表や二人のドライバー が、栃木研究所やF1前線基地のサクラ研究所を訪れ、ホンダ社員の熱い歓迎を受けた。研究所の規模の大きさと、歓迎のメンバーの数にトスト代表もガスリーとハートレーも驚きの中で大変喜んだという。
「栃木研究所では、長さ1kmの研究所の通路の両側に8000人の社員が集まって両側に並びました。トストさんもドライバーも、途切れない人の波に驚いていました。その後、社長も含めて六本木の居酒屋で食事を楽しんで、非常にいいムードで鈴鹿に入れたと思います」と山本雅史ホンダ・モータースポーツ部長。
田辺豊治テクニカルディレクターは、フリー走行2でピエール・ガスリーのトロロッソ・ホンダにトラブルが出、セッションの大半を走れなかったてとを反省しつつも、ブレンダン・ハートレーの10番手に好感触を感じ、流れが悪くないことを感じたという。
「火曜日からここにくるまでの3日間、Hondaの研究施設を何カ所か訪問し、そこで暖かい歓迎を受けた後に、ホームレースに向けてスタートできることは良いことですね。ソチで金曜日に最初に使用したPUの最新バージョン(スペック3)は、今日の鈴鹿で、励みになるデータを示してくれました。ロシアからこの新しいPUで実施したチューニング作業の検証もうまくゆきました。ピエールは、燃料システムの問題でFP2で時間をロスしましたが、週末のこの時点ではあまり重要な痛手にはならず、感触はいいと思います」
“いい感触とは、例えばQ3進出が期待できるということでしょうか”という質問に、田辺TDは、YESとは即答しなかったが、軽く頷いた。
明日の予選で、来期もにらんだ先行試作バージョンともいえるスペック3の実力の片鱗がみえるはずだ。
STINGER]山口正己
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